YKKが新進アニメーション作家・石田裕康、音楽のPerfumeとコラボ ショートアニメを世界に

『FASTENING DAYS』 (C) 2014 YKK Corporation. All Rights Reserved.
『FASTENING DAYS』
(C) 2014 YKK Corporation. All Rights Reserved.

いま最も注目される若手のアニメーション作家のひとり石田祐康さんと、テクノポップユニットのPerfume、そしてファスナーの世界的企業YKKが手を組んで一本のアニメが完成した。10月30日よりYouTube上で公開されたショートアニメ『FASTENING DAYS』だ。
『FASTENING DAYS』はYKKが企業ブランドメッセージを全世界に向けて伝えていくための活動の一環として制作された。80年の歴史ある製造メーカーが、20代のアニメーション作家、そしてテクノポップでアイドル的に人気も兼ね備えるPerfumeの異色の取り組みに乗り出す。あえて従来のイメージと異なるジャンルに踏み込むことで、自社をあまり知らなかった若者たちに会社とブランドを伝える。

さらに本作は日本だけでなく、海外にも発信する。今後、英語版、スペイン語版、フランス語版、中国語版の4ヶ国語で全世界向けに配信する。各国のYouTube上で、コマーシャル映像として展開する予定だ。
海外の若い世代にはアニメの映像がメッセージを届け易いとの狙いもあるに違いない。日本の最も新しいアニメ映像のひとつが、今後どのように世界で受け取られるかも、関心を呼びそうだ。

作品の舞台は少しだけ未来。2人の小さな子どもたちがヒーローになって、ファスナーをモチーフにしたハイテクマシンを駆使して町を守る。疾走感あふれるアクションと心暖まるストーリーに石田監督らしい演出が冴えわたる。主人公のケイ役の声を『ハヤテのごとく!』の綾崎ハヤテ役などで人気の声優白石涼子が務めるのもポイントだ。
作品の最後を飾るのが、Perfumeによるエンディングテーマ「Hurly Burly」だ。その歌詞に盛り込まれた“小さなつながりの連続が、大きな可能性につながっていく”は、本作のテーマにシンクロするものだという。

石田裕康監督は、大学時代に監督、作画などを務めた『フミコの告白』で一躍注目を集めた。その作品はYouTubeで300万回再生を超え、様々な賞を受賞している。大学卒業後は活動の場をスタジオコロリドに移し『陽なたのアオシグレ』を制作、再び注目を浴びている。今回の『FASTENING DAYS』もスタジオコロリドの作品だ。
YKKは石田監督の作品にあるほのかな暖かさ、フレッシュさに自社のメッセージを託したと言える。石田監督にとっては企業との本格的なコラボレーションになり、新たなクリエイティブに挑戦したかたちだ。

『FASTENING DAYS』
http://www.ykkfastening.com/fd/

監督: 石田祐康 
制作: Studio Colorido
原案・脚本: 田中淳一
音楽: 砂原良徳
エンディングテーマ: Hurly Burly(Perfume)
音声: 日本語/英語、
字幕: スペイン語/フランス語/中国語簡体字/中国語繁体字
[キャスト]
白石涼子、大浦冬華、定岡小百合(日本語版音声)