神戸発のアニメ制作スタジオ「アニタス神戸」3月始動 

 神戸発のアニメーション制作を目指すスタジオ「アニタス神戸」が、来年3月に始動する。それにあたり公式サイトが開設され、制作スタッフ募集の詳細も公開された。
 この「アニタス神戸」は、神戸市、神戸芸術工科大学、JAniCA、Wishとの連携により運営される。10月1日には神戸芸術工科大学内にアニタス神戸を運営する神戸デザインクリエイティブが設立され、準備室の室長にWishの取締役である高橋宏一氏が就任した。

 神戸には、神戸市が1995年から実施してきたアニメーション神戸がある。今年で14回を迎えたが、高橋氏は実際に地元でアニメーション事業の展開をしていくことは悲願であったとしている。
 「アニタス神戸」では、動画と仕上げといった制作現場と動画マンの育成機関を兼ね備えることにより、地方のアニメーター希望者のキャリアパスも提示する。それに加えて、制作現場を観光地化することによって集客にも力を入れる点がユニークだ。

 今回募集する職種はアニメーターと仕上げである。アニメーターは50名、仕上げは10名となっている。いずれも出身学科や性別などは不問で、選考の過程で履歴書・作品・ポートフォリオが必須になる。また、仕上げに関してはRETAS STUDIOを使用するため、Photoshopのみの場合は応相談となる。 
 今後は、来年3月にアニメーターの研修を開始する予定だ。観光機能のスタート時期については、アニメーターの研修や受注体制等の確立後次第としている。ゆくゆくは作画以外の制作工程である、仕上げ、背景、撮影、CG等も整備していく予定である。

 「アニタス神戸」の準備室が設置されている神戸芸術工科大学は、2006年に先端芸術学部が新設され、大塚英志氏や安彦良和氏や神村幸子氏らを教授に招いている。
 同学部のメディア表現学科には写真・CG専攻、映画専攻、まんが・アニメーション専攻が設置されたが、来年度にはその3専攻が、まんが表現学科と映像表現学科の2科に改組される予定である。
【真狩祐志】

アニタス神戸 http://www.kobe-du.ac.jp/anitus-kobe/