短編アニメーションをクラウドファンドで、大川原亮監督作品で支援募集開始

日本の短編アニメーションの情報発信をする情報サイト「tampen.jp」が、アニメーション制作の新たな試みに乗り出す。アートや映画などの資金を募るクラウドファンディングサイトMotionGalleryと手を組み、クラウドファンディングを活用した短編アニメーションの制作をする。
2014年9月29日に、その第1弾として大川原亮さんの『ディス イズ マイ ハウス』への支援募集を開始した。支援目標金額は100万円、集まった資金をもとに長さ約10分、2DCGの短編アニメーションを制作する。2015年3月の完成を目指す。

大川原亮さんは、多摩美術大学グラフィツクデザイン学科を卒業後、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を修了した。アヌシー国際アニメーション映画祭、広島国際アニメーション映画祭、文化庁メディア芸術祭、シュットゥガルト国際アニメーション映画祭などで受賞を重ね、国際的に活躍する。
『ディス イズ マイ ハウス』は大学院卒業後初の作品で、燃える家に住む家族という不思議なテーマの作品に挑む。大川原亮監督の個性的な世界観が発揮されそうだ。プロデューサーは「tampen.jp」の運営も行う株式会社スーパーミルクカウの久保亜美香が担当する。
MotionGalleryのサイトでは、動画による監督のメッセージ、自身とこれから誕生する作品の紹介が行われている。アーティストの世界観や目指すものも伝わって来る。

クラウドファンディングは、ひとつの企画提案に対して数多くの少額の資金提供者を募集して、プロジェクトを実現するものだ。資金を提供すると、完成した作品やサービスなどが提供される。インターネットの普及で、近年、世界的に広がっている。
MotionGalleryは、映画やアート、それに関連するイベントなどで実績の多いクラウドファンディングサイトである。今回は制度自体は普及しているものの、国内ではまだ実績がほとんどない短編アニメーションで資金集めに取り組む。
『ディス イズ マイ ハウス』では、3000円から10000円、30000円、50000円、100000円などのコースが用意されている。また、法人・団体コレクター向けとして100万円コースがあるのも新しい。募集期間は100日間である。

目標金額は100万円であるが、これで全ての費用になるわけでなく、実際には監督費150万円、制作費400万円以上、ポストプロダクション費等80万円が必要だ。より多くの支援が、より充実した作品を生み出すことになりそうだ。詳細はMotionGalleryの『ディス イズ マイ ハウス』支援募集ページで確認出来る。

『ディス イズ マイ ハウス』支援募集(MotionGallery)
https://motion-gallery.net/projects/TIMH

『ディス イズ マイ ハウス』
監督: 大川原亮(Ryo Okawara)
総尺: 約10分(予定)
完成予定年月: 2015年3月
ジャンル: 2DCG短編アニメーション