タカラトミー第1四半期減収減益 特損13億円計上も影響、最終赤字約20億円

8月8日に発表された玩具大手タカラトミーの平成27年3月期第1四半期決算が厳しい数字となった。連結売上高が318億5800万円と前年同期比で12.7%減となったほか、営業損失が5億9700万円、経常損失が8億2400万円、四半期純損失は19億7800万円となった。
売上げの減少は連結子会社であったトイズユニオンとタツノコプロを譲渡したことから、その該当分50億2800万円相当の影響があった。一方利益面では利益率の低い輸出の増加や海外での値引き販売、さらに広告宣伝費、研究開発費の増加が影響した。さらに米国での集団訴訟の和解金に10億8400万円、7月に発覚したタカラトミーエンタメディアの不正取引関連損失2億1400万円の計上で、最終損失が拡大した。

国内売上高は230億9100万円(前年同期比14.6%減)、営業利益は7億3900万円(48.0%減)だ。国内ではプラレールやリカちゃん、ポケモン関連商品などを展開した。トランスフォーマーは最新映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』の8月8日公開に先駆けて関連商品を展開し、人気となった。第2四半期以降も業績の鍵を握るコンテンツトなりそうだ。
新商品ではハイターゲット向けトレーディングカードゲーム「WIXOSS」や次世代エンターテイメントロボット「OMNIBOTシリーズ」が好調なスタートを切ったとしている。「WIXOSS」は4月からTCG連動のテレビアニメ放送もスタート、これが人気となっている。本作ではハイターゲット市場の開拓を目指している。

海外は欧米・オセアニアが、赤字となっている。売上高は77億7300万円(6.5%減)、営業損失は前年同期より拡大し6億1900万円である。欧州で知育玩具などの販売が苦戦したほか、原価率の悪化、商標利用権等の償却費用が利益を圧縮した。
アジアは売上高126億円(1.0%減)、利益面では中国事業の一部撤退が利益につながった。営業利益は3億8400万円(19.6%減)である。

タカラトミーの業績は、比較的堅調な国内に比べて海外、とりわけ欧米地域で苦戦している様子が窺われる。売上高は維持しているが、値引き販売などにより利益率が低く、さらに諸経費の負担が大きい。現在のタカラトミーの売上げは4割以上が海外からのため、海外の不振は経営全体に影響を与える。今期の通期の業績は、海外事業をいかに立ち直らせるかにかかっていると言えそうだ。

タカラトミー 
http://www.takaratomy.co.jp/