東宝、2014年上半期配給映画の興行収入上位作品発表 上位10作にアニメ5本

東宝は2014年上半期に自社が配給した劇場映画で興行収入10億円を超えた作品とその金額を明らかにしている。作品は2013年11月(正月作品)から2014年6月まで公開されたものが対象である。
10億円を超えたのは全部で13本、最も興行収入が大きかったのは百田尚樹さんの小説を山崎貴監督が撮った『永遠の0』の87.4億円だった。ヤマザキマリさんのマンガを原作した大ヒット映画の続編『テルマエ・ロマエII』の44億円を大きく引き離した。

アニメ映画も好調だった。13本のうち5本が劇場アニメで、その全てが上位10作品に含まれている。『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』が3位(興行収入42.5億円)、『名探偵コナン 異次元の狙撃手』が4位(40.9億円)、『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~』が5位(35.8億円)、『かぐや姫の物語』が6位(24.7億円)、『映画クレヨンしんちゃん  ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』が8位(18.2億円)となる。
このうち『ルパン三世VS名探偵コナン』と『かぐや姫の物語』は単発の映画、残りがシリーズものとなる。東宝は2013年は通期で10億円超えのアニメ映画は5本だったことからすでに前年の本数に達したことになる。2014年は下期に『思い出のマーニー』、『ポケモン・ザ・ムービーXY 「破壊の繭とディアンシー」』、『STAND BY ME ドラえもん』の10億円超えは確実とみられる。

シリーズ作品は好調なものが多い。『名探偵コナン 異次元の狙撃手』は、シリーズ18作目にあたるが過去最高の興収だった2013年の『名探偵コナン 絶海の探偵』の36億3000万円を大きく上回った。『映画ドラえもん』も昨年、一昨年に続く高水準、『映画クレヨンしんちゃん』は前年の1.5倍で20年ぶりの水準だ。
下半期は『ポケモン』が例年並み、『思い出のマーニー』はこれまでのスタジオジブリ作品に比べてやや力強さに欠ける状況になっている。一方、初のCGアニメとなった『STAND BY ME ドラえもん』の評判の高さが鍵になりそうだ。