日本アニメーション学会 東京工芸大で開催、シンポジウムなどで最新事情も

アニメーションの学術的研究団体である日本アニメーション学会は、6月21日、22日に第16回大会を開催した。会場は東京中野区の東京工芸大学中野キャンパスである。
今年は学会のテーマに「技術の進歩と作品製作の現在」を掲げ、研究発表、さらにシンポジウムも行われた。最新のアニメーションの研究について、さらにアニメーションを取り巻く状況について知る機会となった。
参加は学会員、賛助会員だけでなく、アニメーション学に興味のある一般、学生の参加も可能とした。

一般参加者にとっては、シンポジウムの充実が興味深かっただろう。6月21日は12時45分から基調シンポジウム「デジタル環境における作品制作のワークフロー」を行った。6月22日にはシンポジウム「配給及び上映環境」を行う。
制作と配給・興行という異なった領域をテーマとしながらも、いずれもデジタルをテーマにしている。学問の場からも、アニメーション界のデジタル化のトレンドが窺える。

「デジタル環境における作品制作のワークフロー」のパネリストには、現在のデジタルアニメ制作のキープレイヤーが並んだ。東映アニメーションの野口光一プロデューサー、プロダクション I.Gの森下勝司氏、ポリゴン・ピクチュアズの造型監督である片塰満則氏、白組の映画監督・CGディレクターの八木竜一氏だ。
「配給及び上映環境」では、ブロードメディアの園田公一氏、日活の杉山篤氏、キュー・テックの木原裕司氏である。こちらは多くの関心を集めているデジタル上映の専門家が並ぶだけに、アニメーションだけでなく、映画の関係者にとっても興味深い。

日本アニメーション学会第16回大会
http://www.jsas.net/
大会テーマ「技術の進歩と作品製作の現在」
会場: 東京工芸大学中野キャンパス
会期: 2014年6月21日(土)・22日(日)
大会参加費: 
正会員5000円、賛助会員2名まで無料(3名以上からは正会員に準ずる)
一般7000円、学生500円

■ 基調シンポジウム「デジタル環境における作品制作のワークフロー」
6月21日 12時45分~
野口光一
[プロデューサー、東映アニメーション企画営業本部映像企画部次長兼映像企画室]
森下勝司
[プロダクション・アイジー取締役企画室担当兼企画室室長]
片塰満則
[造型監督、ポリゴン・ピクチュアズ演出部演出グループ所属]
八木竜一
[映画監督/CGディレクター、白組]
■ シンポジウム『配給及び上映環境』
園田公一
[ブロードメディア技術サービス本部デジタルシネマ部部長]
杉山篤
[日活映像事業部門撮影所グループスタジオセンター録音技術主任]
木原裕司
[キュー・テック第一映像部カラーワークス・グループマネージャー]他