吉田秋生「海街diary」、カンヌ映画祭審査員賞受賞の是枝裕和監督が映画化に挑む

(C)吉田秋生/小学館
(C)吉田秋生/小学館

マンガ家・吉田秋生さんの代表作『海街diary』が実写映画化される。2007年の文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2013年のマンガ大賞受賞作の映画化だ。監督に是枝裕和、公開は2015年初夏を予定、東宝とギャガの共同配給となる。物語の中心となる4姉妹を演じるキャストは、近日中に発表する予定だ。
『海街diary』は、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013するなど高い評価を得ている。傑作として知られることに加えて、国際的に評価の高い是枝裕和監督による映像化が話題を呼びそうだ。

是枝裕和監督は国際映画祭で数々の受賞を重ね、先頃は『そして父になる』ではカンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた。日本を代表する映画監督だ。
是枝裕和監督のこれまでの作品の多くは、オリジナル作品である。しかし『海街diary』では、マンガ原作に挑む。これは自身で映像化したいと熱望した企画だという。
そんな監督の心を捉えた作品の作者・吉田秋生さんは、1980年代に『カリフォルニア物語』、『吉祥天女』、『河よりも長くゆるやかに』、『BANANA FISH』などの傑作を次々に世に送り出し一躍脚光を浴びた。作品は少女マンガではあるが、女性、男性からともに支持が高く、文学的な香りも特徴になっている。

『海街diary』は2006年夏より吉田秋生さんが、「月刊フラワーズ」(小学館)で不定期連載をしている。現在まで5巻が刊行されている。
物語は、鎌倉の祖母の残した家で暮らしていた3姉妹のもとに、幼いころに別れたきりだった父が亡くなったと連絡が入ることから始まる。3姉妹は父が遺した異母妹を鎌倉に迎えることになる。映画はこれを海の見える街に暮らす姉妹たち家族の絆の物語として描くという。是枝監督がどう映像にするのか、多くの人が注目しているだろう。

映画『海街diary』
2015年初夏、全国ロードショー