ドリームワークスアニメ第3Q増収増益に 第3Q単独は減収

 米国の大手アニメーション製作会社ドリームワークスアニメーションSKGは、10月27日に2009年第3四半期(09年1月~9月)の決算発表を行った。
 第3四半期単独では前年同期比で減収減益となったが、第3四半期までの9ヶ月の決算では増収増益となっている。第3四半期までに売上高は前年同期比でおよそ18%増の5億3100万ドル、純利益も18%増の1億750万ドルである。

 これは第2四半期までに劇場公開された『モンスターVSエイリアン』の好調が、通期の業績に貢献したためである。ドリームワークスによれば、同作品の世界興行は3億8000万ドル、映像パッケージはこれまでに460万枚を販売した。
 ドリームワークスの第4四半期は、例年公開しているクリズマスシーズンの劇場アニメーションを予定していない。このため前年比で売上、利益とも弱含むとみられる。通期では第4四半期に予想される『モンスターVSエイリアン』DVDの積み上げと、これまでの作品ライブラリーから派生する収入がどの程度その分をカバーするかが注目される。

 また、ドリームワークスの新たな動きとして注目されるのは、2004年に劇場公開されたアニメーション映画『シャーク・テール』のミュージカル版である。既に今期1000万ドルの売上をもたらした同作は、来年1月からニューヨークのブロードウェイでも上演される。ドリームワークスは、あらたな収益として期待していると言う。
 アニメーション映画のミュージカル化は、これまでウォルト・ディズニーが得意としてきた。しかし、ドリームワークスも既に『シュレック ミュージカル』を成功させている。今後もさらにこの分野に力を入れるとみられる。
 これまで、アニメーション映画のフランチャイズ(メディア・商品展開)は、映画、映像パッケージ、テレビ放映、商品展開が核となっていた。今後はミュージカル化も、そのオプションに加わりそうだ。

ドリームワークスアニメーションSKG http://www.dreamworksanimation.com/


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