松竹第3四半期増収増益 「ヤマト2199」「ガンダムUC」は興行と商品販売好調

2013年3月から11月までの松竹の平成26年2月期第3四半期連結決算が増収増益となった。売上高は669億5300万円と前年同期比14.7%増、営業利益68億6700万円(同184.7%増)、経常利益52億9900万円(323.5%増)、四半期純利益32億4000万円(188.0%増)と利益の伸びも大きく好調だ。
2013年4月に新たに開場した歌舞伎座の興行が盛況だった演劇事業が、特に好調だった。第3四半期までに売上高は224億9600万円(50.9%増)、セグメント利益は51億5400万円(前年は1億7200万円の損失)だった。

映像関連事業は売上高は337億7500万円(1.3%減)と前年並みだったが、セグメント利益は8億6500万円(44.4%減)と振るわなかった。
配給作品で石井裕也監督の『舟を編む』が映画賞各賞を受賞するなど高い評価を受け、堅調だった。しかし、『ひまわりと子犬の7日間』、『人類資金』が厳しい結果だったとしている。ヒット作の不足が全体に影響を与えたとみられる。また、テレビ制作、映像ソフト、テレビ放映権の販売は堅調であった。

アニメでは、ODS興行で『宇宙戦艦ヤマト2199』と『機動戦士ガンダムUC episode6』が高稼働とされ、好調だったことが分かる。いずれも2週間、劇場数限定だが、『宇宙戦艦ヤマト2199』は第五章から第七章まで3作品、これに『機動戦士ガンダムUC episode6』を併せて4作品での興行となる。
さらにその他事業では、本2作品に『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』を加えたアニメが劇場プログラムとキャラクター商品が好成績と、松竹は特に言及している。アニメ映画の興行の利点はスクリーンの高稼働に加えて、劇場での関連商品の販売の大きさとされることが多い。松竹の決算からもそうした一面が窺える。

今期の通期連結業績予想は売上高911億(15.9%増)、営業利益71億6000万円(133.5%増)、経常利益54億6000万円(256.9%増)、当期純利益33億円(230.7%増)である。このままの勢いを継続させそうだ。
来期以降はアニメでは、『機動戦士ガンダムUC episode7』が従来よりも上映期間、上映館数を大きく拡大することが注目される。また、『宇宙戦艦ヤマト2199』は完全新作の劇場版が公開する。