「ヤマト2199」「進撃の巨人」など版権事業好調 IGポートが利益予想を大幅上方修正

アニメ製作大手のIGポートの平成26年5月期が好調だ。1月14日に発表された同社の第2四半期決算が、連結売上高と利益とも当初見込みを上回った。とりわけ利益面で上振れが大きく、IGポートは、通期連結業績予想も売上高、利益を上方修正した。
第2四半期までに連結売上高は前年同期比で15.4%増の34億300万円である。また、営業利益は2億1000万円、経常利益は2億600万円、四半期純利益は1億6100万円となった。いずれも前年は赤字だった。売上高は当初予想より2.4%多く、営業利益は当初予想の5.8倍、経常利益は4.4倍、経常利益は赤字予想だった。

特に利益率の高い版権事業が好調だった。売上高は7億2600万円(39.1%増)、セグメント利益は1億4500万円(421.9%増)である。
IGポートでは。主力タイトルとして、『宇宙戦艦ヤマト2199』、『進撃の巨人』、『翠星のガルガンティア』、『PSYCHO-PASS サイコパス』、「攻殻機動隊」シリーズ、「黒子のバスケ」シリーズを挙げている。とくに『宇宙戦艦ヤマト2199』と『進撃の巨人』は映像ソフトと配信が好調としており、全体を牽引したとみられる。さらに大型作品の出資の減価償却が終わったことが利益の伸びにつながった。大きなヒットが相次いだことが業績を押し上げた。

映像制作事業も順調であった。こちらも増収増益となった。売上高は20億1100万円(10.6%増)、セグメント利益は1億3900万円(160.3%増)だった。売上高自体は、当初上期に見込んでいた劇場作品の納品が下期にずれ込んだとしているが、積極的なアニメ制作が業績に結びついている。
期間中『宇宙戦艦ヤマト2199』、『進撃の巨人』、『翠星のガルガンティア』、『黒子のバスケ第2期』のほか、『げんしけん二代目』などが主力タイトルになっている。
該当期は売上の大きな映画作品がなかったが、第3四半期には『ジョバンニの島』が控えている。また、ヒット作となった『宇宙戦艦ヤマト2199』と『PSYCHO-PASS サイコパス』の劇場制作が発表されている。来期以降はこちらが売上と二次展開につながってきそうだ。

今回の業績を受けてIGポートは、通期連結業績予想の売上高を64億1700万円から66億400万円に、営業利益を2億9100万円から3億9600万円に、経常利益を3億500万円から3億9900万円に、当期純利益を1億8600万円から2億8300万円に引き上げた。

IGポート
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