「爆丸」国内事業推進 セガサミーグループ5社がLLP設立

 北米からスタート世界的にブームが広がるトレーディングカードゲーム『爆丸』が、2010年から日本でも強力にビジネスを展開する。ビジネス展開に先立って、このほどセガサミーグループ5社によるLLP「爆丸有限責任事業組合」が設立されることになった。
 LLPに出資するのは、『爆丸』のカードゲームとアクションフィギュアを開発した玩具メーカーのセガトイズ、そのテレビアニメ製作を行うトムス・エンタテインメント、さらにセガ、サミー、サミーネットワークスが加わる。11月18日に出資金10億円で設立する。
 出資比率はセガトイズ50%、トムス・エンタテインメント25%、セガ16%、サミー6%、サミーネットワークス3%を予定する。セガトイズ、そしてトムス・エンタテインメントが事業の中心となるとみられる。

 爆丸有限責任事業組合の設立は、セガサミーグループが2010年度から開始する『爆丸』のプロモーション戦略を進めるためのものだ。様々なメディア、商品を多角的に展開する予定である。
 世界的なヒットになった『爆丸』だが、日本での認知度は必ずしも高くない。日本でも2006年に玩具・ゲームが発売され、2007年にはテレビ東京系でアニメの放送がされていた。しかし、玩具に対する評価は高かったが、テレビ放送開始が玩具発売より大きく遅れたこともあり、国内のマーケティングは不発に終わっている。

 今回はこれまでの経緯も踏まえ、グループ各社が共同でLLPを設立することで、より効果的なクロスメディア展開を目指す。アニメのテレビ放映、玩具・家庭用ゲームソフト、キッズ向けカードゲーム機、映像パッケージ、ライセンス商品の発売が一斉に展開する。
 また、量販店や玩具店などの店頭イベントや全国大会の実施なども予定するなど、国内市場の攻略に力が入る。欧米でのビジネスの成功を背景にした、逆輸入とも言えそうだ。

 海外では『爆丸』は、球のかたち物体が一瞬にしてキャラクターに変形するアクションフィギアとして人気を集めている。このフィギュアとトレーディングカードを組み合わせたのが『爆丸』の玩具の魅力である。
 キャラクターは、セガトイズとカナダの大手玩具メーカー スピン・マスターが共同開発した。カナダでのテレビアニメ放映をきっかけに人気となり、米国のカートゥーンネットワークへ進出。米国でも人気を得て、現在は北米からヨーロッパ、アジアにブームを広げている。既に世界約80ヶ国で展開されている。
 玩具商品は、2009年2月に米国玩具業界で最も注目されるトイ・オブ・ザ・イヤー(Toy of the Year大賞を始め、各国の玩具大賞を受賞している。

『爆丸』 公式サイト http://www.bakugan.com/

セガトイズ http://www.segatoys.co.jp/
トムス・エンタテインメント http://www.tms-e.co.jp/


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