東宝 VFX・デジタルのピクチャーエレメントに出資 ポストプロダクションを強化

国内大手映画会社の東宝は、2013年11月20日に映像ポストプロダクションを手掛けるピクチャーエレメントの株式の一部を取得、同社と資本提携する合意をした。ピクチャーエレメントは第三者割当増資を行い、東宝がそれを引き受けた。東宝の持ち株比率は、発行済株式の約10%になる。株式引き受け価格などは明らかにされてない。
東宝はピクチャーエレメントとの資本提携で、東京・世田谷区成城の東宝スタジオにおいて、制作準備からデジタル・シネマ・パッケージ原版完成までの一貫したデジタル映像制作環境を確立出来るとしている。近年、映画制作でますます役割の重要性が増しているデジタル部門を強化する。

ピクチャーエレメントは、VFX スーパーバイザーとして名高い大屋哲男氏が、2011 年に設立した。デジタル撮影の支援、VFX マネージメント、さらにカラーグレーディングやオンライン編集、DCP原版の制作なども行う。
東宝スタジオ内にある早稲田/東宝芸術科学センターを拠点としており、東宝とは『のぼうの城』や『清須会議』などこれまでも多くの作品で協業している。資本提携でより連携を深めることになる。

東宝スタジオは、成城に現在10 棟の撮影スタジオを持つ。さらにダビングスタジオや録音スタジオ、試写室などもあり、音響ポストプロダクションが充実している。さらに東宝グループの東京現像所が、映像ポストプロ関連事業を展開している。
これにデジタル分野の映像ポストプロダクションを強化することで、映像制作の一貫した環境を確保することが可能になる。

東宝
http://www.toho.co.jp/
ピクチャーエレメント
http://www.pictureelement.jp/