トムス・エンタテインメント第2四半期決算 減収減益に

 アニメ製作会社大手のトムス・エンタテインメントは、10月28日に平成22年3月期の決算発表を行った。同社は10月23日に業績予想の修正を行っており、今回の発表内容はそれに即したものとなっている。
 連結売上高は64億3900万円で前年同期比9.6%の減少、営業損失2200万円、経常利益2000万円(前年同期比91.4%減)、四半期純損失は6900万円である。23日には業績予想の上方修正が行われたが、前年比では減収減益とやや厳しい結果となった。

 売上高の減少はアニメーション事業におけるアニメ制作の減少が響いた。同社によれば期間中は、テレビアニメシリーズ、劇場映画いずれも前年比制作本数が減少した。
 遊技機向けの素材制作は増加したがそれでカバー出来なかった。制作収入は前年比で19.3%減の20億600万円である。

 ロイヤリティ収入は『爆丸』が引き続き北米で好調だった。これに劇場映画『名探偵コナン 漆黒の追跡者』の興行成績もよく、前年シリーズのそれを大きく上回った。
 しかし、国内番組販売、ビデオグラム販売、商品化権販売は不調で、ロイヤリティ収入全体では売上高25億1800万円と前年比で2.3%の微減となった。
 
 アニメーション事業全体では、売上高45億2500万円(前年同期比10.6%減)、営業利益は2億6100万円(同50.2%減)となった。
 一方、同社のもうひとつの主力事業アミューズメント事業では、売上高は19億1300万円(前年同期比7.2%減)、営業利益は3500万円(前年同期比59.1%増)となっている。不採算店の撤退による利益重視が、営業利益の増加につながった。

トムス・エンタテイメント http://www.tms-e.co.jp/


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