ポニーキャニオン第2Q決算 「進撃の巨人」大ヒットで増収も、製作出資強化で減益

11月8日に発表されたフジ・メディア・ホールディングス(フジ・メディアHD)の2013年度第2四半期決算によれば、子会社である映像音楽大手のポニーキャニオンの2013年度上半期は増収減益となった。売上高は前年同期比8.3%増の235億7500万円、営業利益は3億8200万円(53.0%減)、経常利益は5億5800万円(37.1%減)、当期純利益は3億1800万円(37.1%減)である。
売上高の増加は、ポニーキャニオンも製作出資するアニメ『進撃の巨人』の大ヒットが大きかった。一方で、減益が映像音楽費用の先行投資によるものとしている。売上げが拡大する一方で、事業の核として製作投資の姿勢を強めていることが分かる。

フジ・メディアHDの代表取締役社長である太田英昭氏は、決算発表会ではポニーキャニオンの経営について、パッケージビジネスの先行きは楽観出来ないと指摘した。そのうえで現在は、製作段階から出資を含めて参画し、包括的な権利を取得するとしている。
今後は映像、音楽ソフトの発売だけでなく、映画やネット配信、マーチャンダイズ、ライセンス管理、放送権の販売などを拡充する。実際に『進撃の巨人』は出資比率の大きな成功作となった。『進撃の巨人』はブルーレイやDVD、CDだけでなく、幅広い収益をもたらす。
同作ヒットの業績への貢献は、上半期よりも下半期に大きく表れる見込みだ。アニメのヒットにより、フジ・メディアHDは映像音楽下期の予想を上方修正している。

フジ・メディアHD全体では、第2四半期までで売上高は前年同期並み、利益は減少した。連結売上高は前年同期比0.8%増の3072億3900万円、営業利益は143億9800万円(24.1%減)、経常利益は68億3600万円(42.9%減)、四半期純利益は61億9400万円(65.7%減)である。
フジテレビの広告収入の減収減益が大きかったが、映画事業は『真夏の方程式』、『映画謎解きはディナーのあとで』、『そして父になる』などがあり、好調だった。また映画の有料配信、DVD販売も好調だったとしている。さらにフジテレビの放送外事業として、ノイタミナ枠発の劇場映画『劇場版あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の興収10億円超えのヒットにも言及している。

フジ・メディアHD
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