トムスがアニソンビジネス拡大 音楽事業新会社アルテメイト設立 

国内大手のアニメ会社トムス・エンタテインメント(TMS)は、アニソンを中心に音楽事業の拡大に乗り出す。10月7日付で株式会社アルテメイトを、ギャンビット、スペースシャワーネットワーク、ダブル・フィールドの3社と共同で設立した。
新会社は主題歌と劇伴音楽の制作、さらにアーティスト関連事業を手がける予定だ。資本金は5000万円、TMSが57%、ギャンビットが22%、スペースシャワーネットワークが18%、ダブル・フィールドが3%、それぞれ出資する。代表取締役社長にはギャンビットの久保忠佳さんが就任した。

TMSによれば、アルテメイトは多機能型エンタテインメント創出の新戦略を担う音楽事業会社である。また、アニソンを通じてアニメーションのビジネス領域拡大を狙うとしている。
TMSはこれまでも、子会社トムス・ミュージックにて、音楽制作や原盤管理の音楽事業を手がけている。アルテメイトでは、音楽から派生するライブエンタテインメント、プロモーションやタイアップなどにより力を注ぐと見られる。

またTMSじゃ新会社設立の背景について、近年のアニソンの役割の変化を挙げる。アニメビジネスで特徴的な家庭用ゲーム、携帯ゲーム、マンガなどを巻き込んだメディアミックス展開が、さらに大型音楽イベントに発展していること、アニメの海外展開と同時にアニソンの海外市場での認知度も向上していることなどだ。
国内の音楽業界でも、アニソンの勢いに注目するケースが増えている。大手のアニメ制作会社として、成長分野を取り込みにいく構えだ。

事業パートナーとなるギャンビットは、コマーシャルや劇場映画、テレビドラマのキャスティングやタイアップを得意とする。ここからもTMSの従来の枠を超えるとの狙いが窺える。
音楽専門チャンネルを持つスペースシャワーネットワークの参加も、アニメの枠でない露出を目指しているだろう。ダブル・フィールドは、『ひぐらしのなく頃に』は人気コンテンツの企画で知られる。好調とはされるものの競争も増しているのがアニソンの音楽ビジネスだ。TMSの今後の展開に関心が集まりそうだ。

トムス・エンタテインメント
http://www.tms-e.co.jp/

株式会社アルテメイト
代表取締役社長 : 久保 忠佳
本店所在地: 東京都渋谷区
設立年月日: 2013年10月7日
資本金: 5000万円