Japan Content Showcase 2013 来場者2万2738人 前年比76%増で盛況

IMG_018910月22日から24日まで、東京・お台場のホテル グランパシフィック LE DAIBAにて開催された国際コンテンツ見本市Japan Content Showcase 2013が盛況だった。主催者の発表によれば、3日間の来場者数は2万2738人に達し、前年から76%増となった。来場者数は過去10年間のTIFFCOMを含めて、初めて2万人を超えた。
初日より1万人を超える来場者が訪れて、会場では熱心に商談する姿が多く見られた。また、期間中は企画マーケットのコ・プロ コネクションやシンポジウムもあり、こちらも大きな関心を集めていた。

Japan Content Showcaseは、これまで個別に開催されてきたコンテンツ分野の3つの国際見本市を統合するものである。映画や放送番組が中心のTIFFCOM、音楽の東京国際ミュージックマーケット、アニメーションの東京国際アニメ祭2013秋である。2012年も同時期同会場で開催されたが、2013年は「Japan Content Showcase」のブランドを掲げ、イベントや公式サイトの運営を一本化した。

来場者の増加はこうした統合効果に加えて、中心となるTIFFCOMの過去の10年間の積み重ねが発揮されたかたちである。コンテンツ分野の国際見本市の文化がなかなか根づかない日本の中で継続的にビジネスの活性化、プロモーションをすることで国際的な知名度も上がっている。
そうした成果は来場者以外の数字にも表れている。出展団体数は昨年の275から316と過去最高になったほか、その出身国・地域は26、特に海外パビリオンは9ヵ国10団体になった。バイヤー数も1074人と前年の9%増と伸びている。

国際見本市としての成長は、東アジア地域の作品の売り手と買い手の双方のニーズを捉まえていることが理由である。海外バイヤーのベスト3は韓国、台湾、香港、そして海外から出展ベスト3は韓国、台湾、英国と東アジアの参加が目立つ。
日本の国際見本市の多くは、日本の商品・サービスを海外に送り出す性格が強くなりがちだ。しかし、特にTIFFCOMでは、アジア各国の製作会社・放送局などが、日本のバイヤーや他のアジア、欧米のバイヤーに作品を売るケースも多い。双方向性が実現していることが大きなポイントである。

こうした傾向は、Japan Content Showcaseが今後、国際的な見本市としてより存在感を高めることを期待させる。同じ10月には韓国では、大型国際映画祭である釜山国際映画祭に併設するかたちでコンテンツ見本市アジアン・フィルム・マート(旧BIFCOM)が開催されている。こちらの来場数は4000人、出展企業は198社で、Japan Content Showcaseはこれを大きく上回る。同じくシンガポールの番組・デジタルコンテンツの国際見本市アジア・テレビジョン・フォーラムも来場者は約4000人とされている。
国際見本市の重要性は、実際にどの程度ビジネスが行われているかにあるため来場者数や出展企業だけを指標にはしにくい。そして実際のビジネスの数字はなかなか表にでず、実態は掴みにくい。
それでもJapan Content Showcase により多くの人が関心を持っているのは確かだろう。また、TIFFCOM(Japan Content Showcase)会場の熱気は年々増しているように感じられる。
勿論、アジアには、出展企業710社、グループパビリオン30、来場者数6300人の香港フィルム&テレビマーケット(FILMART)という大きなライバルがある。しかし、これにも伍していけるだけの力をJapan Content Showcaseは蓄えつつあるのではないか、今年のお台場の会場はそんな期待を感じさせるものだった。
[数土直志]

Japan Content Showcase
http://www.tiffcom.jp/2013/ja/