経済産業省が新たなアニメ国際見本市 2013年度の委託先公募、予算1億円

経済産業省 商務情報政策局 文化情報関連産業課は、8月30日に平成25年度「コンテンツ産業強化対策支援事業(アニメ産業を中核とするコンテンツ産業国際展開促進事業)」の委託先の公募を開始した。事業はアニメを中心とした国際見本市の開催を行うものである。この国際見本市の設置・運営団体・企業を公募する。
募集概要によれば国際見本市は、アニメ関連産業を国内外に広く発信するもので世界最大級の規模となる。予算規模は1億円を上限としている。2013年度の事業となるため2014年3月31日までに開催が必要だ。
経済産業省は国際見本市の開催で、日本のアニメ産業や関連産業の国際展開の強化を図ることを目的とする。ビジネス機能を重視したものとなりそうだ。

応募要項からは、この事業で具体的に実施される内容が分かる。受託者に求められているのは主に4つだ。
まず、アニメ企業を中心とした出展ブースの設置である。国際見本市で一般的なビジネスのためのエキビジョン会場が設けられることになる。2番目は全体事業の総合マネジメント、見本市の事務局機能である。
3番目にはビジネスセミナーの開催が挙げられる。海外展開や他産業とのコラボレーション、新たなビジネスをテーマにするとしている。
最後は、国内外のバイヤーの誘致、日本のコンテンツ情報発信としている。国際見本市を通じたビジネスの活性化もその役割に含む。こうした要項からは、経済産業省が念頭に置いているのが本格的な国際見本市であることが分かる。国の目指すコンテンツ産業振興の一環であることも窺える。

経済産業省による新たなアニメの大型見本市の創設で、既存の見本市の動向が関心を呼びそうだ。経済産業省は、毎年秋開催の東京国際アニメ祭(TIAF)も主催している。また、毎年春には東京国際アニメフェア実行委員会主催の東京国際アニメフェア、秋には京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会と京都市が主催する京都国際マンガ・アニメフェアが今年2年目を迎える。
TIAFは現在、TIFFCOMとTIMMと合同開催となっており、今後は統合マーケットとして姿を変える方向とみていいだろう。一方、東京国際アニメフェアは、経済産業省による新しい国際見本市と重複が多い。今後なんらかの調整が必要とされそうだ。

平成25年度「コンテンツ産業強化対策支援事業(アニメ産業を中核とするコンテンツ産業国際展開促進事業)」に係る委託先の公募について
http://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/k130830001.html