崖の上のポニョ 米国興収1500万ドル 劇ヱヴァは10万ドル

 米国の映画興行情報の専門サイトBOX OFFICE MOJOによれば、北米で公開中の『崖の上のポニョ』の興収が1500万ドル(およそ13億7000万円)を突破した。8月14日に劇場数927館で公開、以来2ヶ月余りで到達した。
 北米での興行は既に終盤に入っており、先週の劇場数は45館にまで減少したから、最終的にもこの1500万ドル超の数字で落ち着きそうだ。

 この結果『崖の上のポニョ』は、これまで米国で公開された日本アニメとしては第5位(*)となる。ジブリ映画としては、過去最高となる。第75回アカデミー賞の受賞作品『千と千尋の神隠し』の1000万ドルを大きく上回る。
 ポニョより上には、『ポケットモンスター』の3つの劇場映画、『遊戯王』の劇場版が位置している。しかし、いずれの公開も劇場数で2400から3000と今回のポニョを大きく上回る。『崖の上のポニョ』は、かなり健闘したと見てよさそうだ。
 ただし、今年北米で公開されたアニメーション映画の興収では、現在トップの『カールじいさんの空飛ぶ家』が2億9200万ドル、『アイスエイジ3』が1億9600万ドルと桁違い。ハリウッド映画の壁の厚さを感じさせる。ポニョは『9』に次いで7位に位置している。

 一方で、今年米国で劇場公開されたもうひとつの日本の劇場アニメ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は、10月22日までに10万ドルを超えた。
 映画は現在も1日から1週間の小規模な公開を北米各都市で行っている。しかし、9月末から10月初めの集中的な上映が終わり、こちらもほぼ終盤に向かっていると考えてよさそうだ。

 現在の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の興収は、歴代日本アニメでは24位、『アップルシード』や『パーフェクトブルー』、『人狼』とほぼ同じ位置となる。『崖の上のポニョ』と較べると数字は、かなり控えめになるが、これは短期間の上映を全米各地で巡業していく、日本の単館上映と似たかたちが取られているためである。
 また、こうした映画上映は11月17日に北米で発売されるDVDの宣伝の意味合いも大きい。これまでも、劇場興行は大きくなかったがDVDで大ヒットとなった『アップルシード』もあり、今後はDVD、そしてその後に発売されるとみられるBlu-Ray Discの売上に焦点が集まりそうだ。

BOX OFFICE MOJO  http://boxofficemojo.com/


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