国際文化フォーラムでジャパンエキスポによる基調講演

 11月13日から29日まで、文化庁が主催する第7回国際文化フォーラム-国際文化芸術人会議-が開催される。このフォーラムは、「文化の多様性-文化の力が世界をつなぐ-」をテーマに、国内外の文化人、芸術家、専門家が日本の文化についてのメッセージを発信するものだ。
 このフォーラムの基調講演「文化の受容と融合 -ジャパンエキスポがたどった道-」を、フランスSEFA Event社 ジャパンエキスポ代表のジャン=フランソワ・デュフール氏と副代表のトマ・シルデーさんが務める。日本のカルチャーに特化した海外最大規模のイベントであるジャパンエキスポについて語る。

 ジャパンエキスポは、毎年7月にフランスで行われる日本カルチャーのイベントだが、2009年の来場者は16万人を越えるなどその巨大さ、急成長ぶりで話題を集めている。イベントでは日本の伝統文化も含めて扱うが、急成長の原動力はアニメ、マンガ、ゲーム、ストリートファッション、J-POPなどのポップカルチャーである。
 近年日本文化をヨーロッパに伝える場として、日本のエンタテイメント企業や日本政府から関心を集めている。今年は、日本の外務省、経済産業省、文化庁、観光庁による4省庁の参加の参加も話題となった。

 国際フォーラムでは、マンガやアニメをテーマにした分科会も設けられている。「マンガ、manga、そしてanimation、アニメ」では、パネリストにアニメ監督の細田守氏、マンガ翻訳出版社Tokyopopのスチュウアート・リービー代表取締役社長、韓国・忠南文化産業振興院長ソル・キファン氏を招く。
 前文化庁長官の青木保氏をコーディネーターに、「MANGA」、「ANIME」として新しい表現方法として海外で受け入れられた日本の独自の表現について取上げる。専門家による現状報告と国境を越えた交流が何を生み出しつつあるかを語る。

 「越境する現代日本文化」では、世界中で開催される日本のポップカルチャーをテーマにした代表的なイベントの主催者を招く。ジャパンエキスポの2名のほか、第10回台湾漫画博覧会代表を務める中華動漫出版同業協進会理事長のコウ・チンリュ氏、エイベックス・グループ・ホールディングス代表取締役専務の荒木隆司が登壇する。日本のポップカルチャーの海外での受容、地域文化との融合の観点から、イベントの歴史と現状を紹介する。
 このほか「メディア芸術-現代文化の融合-」では、マンガ、アニメなどの日本のコンテンツが海外で広く受け入れらるのは一時的な「ブーム」なのかどうか、そうした文化が海外でどのように受容されているか考察する。

 講演は基調講演から終了まで13時半から18時半を予定している。いずれの講演も一般聴講も可能で、参加無料となっている。ただし、事前に文化庁のサイトから申し込みが必要になる。フォーラムの詳細も、同サイトで確認出来る。

第7回 国際文化フォーラム日程
http://www.bunka.go.jp/culturalforum/nittei/