エイベックスHD ドワンゴ株式売り出しで、ドワンゴ大株主が変動 

エイベックス・グループ・ホールディングス(エイベックスGHD)は、7月29日にNTTと日本テレビ放送を引き受け先にしたドワンゴ株式の売り出しを行った。エイベックス・グループHDは、現在ドワンゴの株式を2万4574株保有している。これは同社の株式全体の12.05%にあたる。今回の売り出しは、このうちおよそ半分にあたる1万2337株(6%)になる。
売り出し価格は1株49万1119円、売り出しの総額は約60億円となる。エイベックスエイベックスGHDは、今回の株式売却で45億6500万円の特別利益を計上する。

エイベックスGHDは、大株主第3位から第4位に後退する。また、株式を引き受ける日本テレビとNTTの持ち株はそれぞれ1万200株で、川上量生氏、KADOKAWA、エイベックスなどに続く、大株主に浮上する。
特に今回は、ビジネス連携も含めて、NTTが大株主になることが注目される。ドワンゴの運営するniconicoとの新たな連携も期待出来そうだ。

エイベックスGHDは、長らくドワンゴの株主第1位となっていた。しかし、今年3月に保有株式のうち1万6326株を、それぞれ角川グループホ-ルディングス(8163株)と日本テレビ(8163株)にやはり売り出しのかたちで売却している。
半年間でエイベックスGHDの持分はこれまでの1/3の以下となり、ドワンゴのエイベックス離れを印象づける。ここ数年でドワンゴンのビジネスの中心は音楽配信からポータル事業、動画配信、そしてさらに電子書籍へと移りつつある。音楽会社エイベックスから、出版・映画のKADOKAWA、テレビ放送の日本テレビなどと関係を深める方向に転換したのは、こうしたことが背景にありそうだ。