アニメ企画会社ジェンコにMBO 真木代表取締役がイマジカ・ロボットから買収

イマジカ・ロボット ホールディングス(イマジカ・ロボットHD)は、同社の連結子会社であるアニメ企画・製作会社ジェンコの所有全株式を譲渡売却すると発表した。6月28日付で株式会社GCホールディングスが、イマジカ・ロボットが保有する発行済株式の76.28%にあたる1万2830株を4億2800万円で取得する。
GCホールディングスは、2012年12月4日にジェンコの代表取締役である真木太郎氏が100%出資で設立した。今回の株式譲渡は、真木太郎氏によるMBO(経営陣による買収)になる。

イマジカ・ロボットHDは、株式譲渡は真木氏からの希望によるものだとしている。ジェンコが今後さらに積極的な事業展開を行うには、真木氏がオーナーシップを持つことが最適と判断した。
イマジカ・ロボットグールプは、今回、株式売却利益が発生することから、平成26年第1四半期に2億2900万円の特別利益を計上する。第2四半期以降、ジェンコは同社の連結決算から外れる。

ジェンコは1997年にパイオニアLDC出身の真木太郎氏が立ちあげた。アニメの企画・製作、プロデュースに特化した事業を中心とする。アニメの制作は、基本行わない。放送局や広告代理店、映像ソフトメーカー、出版社とは別に、独自にアニメ企画・製作機能を持つ企業は少なく、アニメ業界では際立った存在だ。
代表作には今 敏監督による劇場映画『千年女優』、『東京ゴッドファーザーズ』やテレビアニメ「のだめカンタービレ」シリーズなどがある。最近は『ソードアート・オンライン』、『アクセル・ワールド』のヒット作がある。
業績は順調である。平成25年3月期の売上高は24億8600万円、営業利益は1億900万円、経常利益は1億1400万円、当期純利益1億200万円となっている。

ジェンコは2004年に一度ティー・ワイ・オーに株式の一部を売却、同社の連結子会社となっている。その後、2005年に真木氏がMBOで株式を買い戻した。さらに2007年に、株式の過半数をイマジカ・ロボットグールプに売却していた。今回は、同社にとって2度目のMBOとなる。

イマジカ・ロボット ホールディングス
http://www.imagicarobot.jp/
ジェンコ 
http://www.genco.co.jp/