「ワンピース」、東映アニメーションの版権売上げの半分に、海外も好調

5月15日に平成25年決算発表を行った東映アニメーションは、過去最高の連結売上高、高水準の利益を確保するなど好調な業績を続けている。なかでも『ワンピース』の好調が際立っている。
決算発表と共に東映アニメーションが明らかにした作品ごとの売上で、『ワンピース』が国内版権、海外映像、海外版権の3つ全てで1位となった。売上高はそれぞれ52億5400万円、4億3600万円、4億9600万円である。『ワンピース』の国内外での人気を見せつけたかたちだ。

『ワンピース』は、23年3月期も作品別で国内版権でトップ、海外版権でも『ドラゴンボール』を抜いてトップになっている。24年3月期は、海外映像で落ち込みの大きかった『ドラゴンボール』を初めて抜き、こちらも売上げ1位となっている。海外向け部門での好調は、近年の日本での本作の人気の高さが、海外市場にも波及しているといえる。

その国内版権は20年には3億800万円に過ぎなかった。その後、21年に6億6900万円、22年の33億3900万円、23年の48億3700万円、そして24年3月期で52億5400万円を達成した。過去5年間で急成長している。24年3月期は、東映アニメーションの国内版権売上高の50%を占める。2位のプリキュアシリーズ10億6100万円を大きく超える。
24年3月期に売上げが拡大したのは、2012年12月に劇場公開となった『ワンピースフィルム Z』が、興収68億円のメガヒットとなり、作品が一大ムーブメントを築きあげたことが影響していそうだ。版権事業と並ぶ映像製作・販売事業でも、劇場アニメは高い伸びとなっている。(23年3月期11億2200万円→24億8400万円)こちらも『ワンピースフィルム Z』が貢献したと見られる。

『ワンピース』以外では、『ドラゴンボール』の存在感が大きい。海外映像3億3800万円、海外版権2億2400万円は、いずれも『ワンピース』に次いでいる。特に海外での存在感が大きいが、国内版権も4億9800万円の3位とロングランの人気を続けている。
2013年3月末には17年ぶりの新作映画『ドラゴンボールZ 神と神』が大ヒットしている。こちらのビジネスの成果は今期(25年3月期)により大きく反映しそうだ。

東映アニメーション
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