山村浩二さん 広島の比治山短大客員教授に、村上たかしさん非常勤講師に就任

広島県にある比治山大学は、短期大学部美術科映像・アニメーションコースの客員教授に山村浩二さんが就任した。また、同マンガ・キャラクターコースの非常勤講師に村上たかしさんと「ひらめき☆マンガ学校」(西島大介さんと さやわか さんが講師)が就任したことを、大学が発表した。
比治山大学短期大学部美術科では、昨年度より映像・アニメーションコースとマンガ・キャラクターコースを新たにスタートさせている。これまでのメディア表現コースに設置されていた日本画、洋画、陶芸、染織、グラフィックデザインを拡充するかたちで、新領域を発展させている。

客員教授に就任した山村浩二さんは、世界的なアニメーション作家として知られる。『頭山』や『カフカ 田舎医者』などで、アヌシー、ザグレブ、オタワ、広島の世界4大アニメーションフェスティバルでグランプリを獲得、『頭山』では米国アカデミー賞の短編アニメーション部門にもノミネートされている。
大学のある広島は、監督ににとって思い入れのある土地でもある。広島国際アニメーションフェスティバルには第1回から参加しているからだ。
山村さんは客員教授の就任について、「物語の創作、モーショングラフィックとしての動きと時間の造形、音響と映像の関係性の追求など、アニメーションは美術の分野では、まだ新しいメディアであり、様々な表現の可能性を秘めています。これから若い才能が、アニメーション縁の地広島で育つ一助を担えれば幸いです」とコメントしている。

非常勤講師に就任した村上たかしさんはマンガの基礎実習とマンガ制作、ひらめき☆マンガ学校はマンガ原論を担当する。
村上さんはヤングジャンプの『ナマケモノが見てた』などで知られるマンガ家だ。村上さんは「世界に類を見ない広がりを持つ日本の漫画です、まだまだ発明、発見の余地はふんだんにあります」とコメントしている。

また、ひらめき☆マンガ学校はマンガ家の西島大介さんとライターのさやわかさんが各地に出張して「マンガ家になる方法」などを伝授している。講談社BOXから出版されている単行本も好評だ。「『学校』が大学の教員になること自体、妙なこと」とコメントしているように、意表を突いた大学側の配慮で興味深い
講義になるに違いない。
なお、7月7日には山村さんの客員教授就任記念講演も行われる。こちらでも改めて広島に対する思いが聞かれることだろう。
[真狩祐志]

比治山大学
http://www.hijiyama-u.ac.jp/

山村浩二 客員教授就任記念講演
日時: 2013年7月7日(日) 13時30分~15時
会場: 比治山大学
聴講料: 無料