タカラトミー 特別損失計上で最終赤字に 海外資産減損処理など

玩具メーカー大手のタカラトミーは、3月25日に平成25年3月期決算の通期連結業績予想、配当予想の修正を発表した。
テレビゲーム、ソフト卸の取扱量が当初見込みより大きくなったことから連結売上高は従来予想の1700億円から1750億円に増加する。しかし、第4四半期に新たに74億3000万円の特別損失を計上することから利益面では大幅な下方修正になった。当期純利益もマイナスに転じる。

営業利益は51億円から23億円、経常利益は43億円から19億円に引き下げる。6億円としていた純利益は71億円の純損失となる。この結果、連結売上高、利益とも前年を下回る見通しだ。
また、こうした業績予想を受け、期末に一株当たり7円としてきた配当金も3円に引き下げる。年間配当は10円と、こちらも前年実績の14円を下回る10円になる。

特別損失は主に海外子会社のTOMY Holdingsで発生する。無形固定資産の一部の減損処理が58億
7000万円となった。さらに同社の役員退職金が2億2000万円、金型除却など1億7000万円がある。
タカラトミーの取締役でTOMY Holdingsの最高経営責任者であるカート・スルティング氏は2013年3月31日付で、役員を退任する。
また、1月に公表していた希望退職者の応募が138名となった。これに応じて、退職の特別加算金10億2000万円を計上する。
今回の特別損失計上は、来期の新たな事業展開に向けて、海外子会社の見えにくかった損失を一掃する狙いがあったとみられる。来期以降の業績が、注目される。

タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/