タカラトミー業績予想大幅上方修正 男児玩具好調

 大手玩具メーカーのタカラトミーは、10月20日に平成22年3月期第2四半期の業績予想を大幅に上方修正した。連結売上高は今年5月に公表した予想より4.7%多い867億円と小幅修正だが、利益面での修正幅が大きかった。
 営業利益は32億円から56億円に、経常利益は31億円から56億円に、四半期純利益は27億円から48億円に引き上げる。いずれも当初予想より75%から81%高い水準となる。また、これらの数字は前年同期比でも7割から8割増加している。

 業績好調は、男児玩具の売上が拡大しているためである。まず、今年6月にハリウッドメジャーによる超大作映画の続編が劇場公開した『トランスフォーマー』が海外向けの輸出で好調に推移した。
 さらに、国内では定番商品の『デュエルマスターズ』が人気となった。4月からテレビアニメ放映が開始した『メタルファイトベイブレード』がブームの様相となり、こちらも売上の拡大に貢献した。タカラトミーは重点商品ラインの販売強化が、前回予想を上回る売上の見込みにつながったとしている。

 利益面では、売上増にともなう粗利の増加やコスト削減、販管費の圧縮などが今回の修正につながったとしている。
 また、前期までは厳しい業績であったカプセル玩具、ぬいぐるみなどのタカラトミーアーツ、アパレル事業のティンカーベル、ヨーロッパの玩具販売子会社で事業構造改革が進み、その成果が現れたことも理由である。

 一方で、通期業績見通しについては、今回は修正を行わなかった。これは、玩具業界の最大の商戦期となる年末の見通しを見極めるためだという。
 今回好調とされた『デュエルマスターズ』は、この9月19日に劇場映画も公開されている。週末の興収で第1位となるなど大ヒットになっており、こうした人気はトレーディングカードゲームのセールスにも、大きく影響するだろう。現在の勢いを維持し、確認出来れば、通期決算についても変更の可能もあそうだ。

タカラトミー http://www.takaratomy.co.jp/

 


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