2012年DVD/BD売上げ 数量1.5%増も、金額2.6%減 JVA速報

一般社団法人日本映像ソフト協会(JVA)が発表する2012年ビデオソフト月間売上速報によれば、2012年のDVD、Blu-rayソフト(BD)の売上げ数量合計は前年比1.5%増となったが、金額合計は2.6%の減少となった。
JVAは毎月ごとのビデオソフトの月間売上と1月からの累計実績を発表している。正式な数字は今後公表される統計調査結果を待つことになるが、速報値からも全体の概要が掴める。

12月の月間速報によれば、2012年1月から12月までの1年間のDVDの売上金額は販売用、レンタル店用、業務用を含めて1839億1000万円で8.4%減、BDは711億3000万円の16.3%増である。合計では2550億4000万円と2.6%減になった。
全体の7割以上は依然DVDが占めており、一般的なBD時代の到来の感覚とはズレがある。特にレンタル販売店用でのシェアが6%以下と、BDが一般層に十分届いてないことを窺わせる。

しかし、DVDの売上げ減少に対して、BDは高い伸びとなっている。だが、逆にこれはDVDの減少分をBDの成長が埋めきれていないことを示している。
また、今回の発表からはDVDの商品販売単価の下落が起きていることも分かる。DVDの売上数量は、全体で6782万4000枚(前年比1%減)と下落率は、売上金額に比べてかなり小さい。価格の下落が売上金額の減少を引き起こして可能性が強い。
さらに新作タイトル数は15510、28.2%増と大幅な伸びである。こちら新作一タイトルごとの平均売上げ枚数の低下につながる。2012年はDVD全体を取り巻く状況が厳しさを増したことになる。

新作タイトル数の増加はBDも同様である。新作タイトル数は3597の33.6%増で、売上金額711億3000万円(16.3%増)、数量1619万4000枚(13.0%増)を上回った。
一方で、BDでは売上金額の伸びが売上数量の伸びを上回っている。こちらは商品販売単価を維持していることになる。普及品としてのDVD、高価格品としてのBDの棲み分けが進んでいるようだ。

一般社団法人日本映像ソフト協会
http://www.jva-net.or.jp/