「ハローキティ」 米国でオリジナルマンガ、ハイエンド向けアイテム展開も

「ハローキティ」などで知られるサンリオの米国事業が活発化している。2月11日にサンリオは、米国の翻訳マンガ出版・キャラクター事業のVIZ Mediaと英語版オリジナルのコミック、グラフィックノベルの出版を発表した。
また米国の大手キャラクター会社のNECA(National Entertainment Collectibles Association)は、サンリオとラインセンス契約を結び新しい商品ラインを立ち上げることを明らかにした。子ども向けでなく、大人向けのグッズを取り揃えるのが特徴だ。

「ハローキティ」の出版は、まずコミックスタイルで制作される。表紙イラストをアイズナー賞の受賞経験もあるジェイコブ・シャボーが担当、本編も現地のアーティストが手がけるとしており、アメリカスタイルの作品になりそうだ。2013年夏のサンディエゴ・コミコンで初披露する予定だ。
さらに2013年秋から『Here We Go!』と題した単行本形式のグラフィックノベルのリリースがスタートする。ハローキティが様々な場所に出かけて冒険する様子が描かれる。VIZ Kidsレーベルで刊行、作品は全年齢向けのAレーティングとなる。価格は7.99USドルを予定する。

一方、NECAはゲーム、コレクタブルアイテム、玩具、ノベリティの広い分野でハローキティとサンリオの他のキャラクターのラインセンス契約を結んだ。グラフィックノベルとは対照的に、新しい商品ラインはハローキティの長年のファンをターゲットにする。展開商品は、アクションフィギュアや人形、ランプ、カレンダー、ティーセット、バッグ、ボードゲームなど幅広いジャンルに及ぶ。
2013年夏には、こうした商品が店頭に姿を見せる。ハローキティの人気の拡大にも一役買いそうだ。

こうしたサンリオの米国での積極的な展開は、近年の「ハローキティ」の米国での盛り上がりに理由がありそうだ。「ハローキティ」はアジアやヨーロッパ、ブラジルなどで人気が高かったが、米国での展開が遅れていた。それが近年売上げを急激に伸ばしている。2013年3月期は第3四半期までで、米国の売上高は52億円、前年同期比で48.3%増になる。
これは現地での「ハローキティ」の人気が拡大していることを反映している。この機を捉えて、さらに積極的にビジネス開拓をし、米国でも定番キャラクターとして定着させる狙いがあるとみられる。

サンリオ
http://www.sanrio.co.jp/

VIZ Media
http://www.viz.com/
NECA(National Entertainment Collectibles Association)
http://www.necaonline.com