タツノコプロにホリプロ出資、株主第2位に アニメビジネス拡大目指す

国内の老舗アニメ製作会社の竜の子プロダクション(タツノコプロ)に、芸能プロダクション大手ホリプロが出資することになった。2月12日にホリプロは、竜の子プロダクションの株式の13.5%を取得したことを発表した。取得価格は明らかにされていない。
ホリプロはタカラトミーに続く、第2位の大株主となる。またホリプロの代表取締役である堀義貴氏が、竜の子プロダクションの非常勤取締役に就任する。
竜の子プロダクションは、1962年に設立された国内で有数の歴史を持つアニメ製作会社である。『マッハGoGoGo』や『科学忍者隊ガッチャマン』、「タイムボカン」シリーズなどの数々の人気作品を生み出してきた。

ホリプロによると出資は、アニメ産業と連携を深めるためである。同社にはアニメソングで人気の高いアーティストMay’nが所属している。そうしたなかで過去5年間アニメソングのライブやアニメフェスティバルの参加を通じて、アニメ産業に関わってきた。同時にアニメが海外で最もファンを獲得している日本のコンテンツであると考えるようになった。
一方、竜の子プロダクションの作品は、古くから海外で人気を博してきた。ホリプロには、今回の出資を同社の海外戦略につなげたいと考えている。
また、将来的には、新作アニメの共同製作をしたいとしている。共同製作のなかで、作品に連動した楽曲づくり、アーティストや声優を通じた各国に向けたプロモーションの役割を担うことを目指す。アニメ製作会社への出資にとどまらず、より深くアニメビジネス関わって行こうとの方針がみてとれる。

竜の子プロダクションの現在の大株主は玩具大手のタカラトミーだが、、大手アニメ製作会社のプロダクション I.Gも2010年に同社の株式の11.2%を取得している。プロダクション I.Gの代表取締役石川光久氏も竜の子プロダクションの非常勤取締役についている。
竜の子プロダクションは、タカラトミー、プロダクション I.Gに続き、音楽面で強みを持つホリプロへのネットワークを広げる。ホリプロだけでなく、同社にとっても今後ビジネスの拡大チャンスと見ていいだろう。

竜の子プロダクション
http://www.tatsunoko.co.jp/
ホリプロ
http://www.horipro.co.jp/