日興コーディアル JDC信託と代理業契約

コンテンツファンドの組成・運営を行なうジャパン・デジタル・コンテンツ信託(JDC信託)と大手証券の日興コーディアル証券は、日興コーディアル証券がJDC信託の信託契約代理店となり信託契約代理業を行なうと発表した。
日興コーディアル証券は、今後JDC信託のコンテンツ関連の投資信託の販売を行なうと見られる。

日興コーディアル証券は野村證券や大和證券と並ぶ3大証券会社の一角で、豊富な支店網と顧客、預かり残高を持っている。また、株式や債券だけでなく様々な金融関連商品を扱っているが、これまでコンテンツ関連の商品は扱っていない。今回のJDC信託との信託代理業契約で、商品ラインナップの拡充が可能となる。

一方、JDC信託は企業グループにジェット証券を抱えているが、インターネット業務を中心とする比較的規模の小さなジェット証券だけでは販売業務に限界があった。JDC信託のコンテンツファンドは、これまで小規模なものが中心であったが、今年10月に発表されたファンド総額45億円の「シネカノン・ファンド第1号」など、今後はファンドの大型化が見込まれている。
そのためコンテンツファンドの販売網の強化が必要とされていた。そうした意味で今回の契約は、JDC信託の今後のビジネスにおいて大きな意味を持つと言える。

今年に入りコンテンツファンドの設立が相次いだが、個人投資家向けのコンテンツファンドはあまり多くない。大手証券や金融機関がコンテンツファンドを扱っていないため、販売力に限界があることも理由のひとつである。
今回、大手証券のひとつ日興コーディアル証券が、コンテンツファンドを扱うことで、今後は流通面でのコンテンツファンド市場の整備、拡大も期待できそうだ。