米ポケモンライセンス 米社からポケモンUSAへ

米国のエンタテイメント企業4Kidsエンタテイメント(4Kids)とポケモンUSAは、現在、4Kids が所有している日本とアジアを除く『ポケットモンスター(英題:POKEMON)』の世界でのテレビ放映権とビデオグラム化権、それにトレーディングカードとテレビゲームを除く商品化権を2006年1月1日からポケモンUSAに全面的に移行すると発表した。

これは、4Kidsが1997年に日本側企業と結んだ『ポケットモンスター』の8年契約が本年末に期限を迎えるためである。世界的な人気キャラクターだけに、契約終了後はライセンス契約が更新されるのか、新たな取り決めが行なわれるのかが注目を浴びていた。
しかし、今回の発表によって一部4Kidsによる継続ビジネスはあるが、ポケモンの各権利は、ポケモンUSAに全面的に移管されることが決まった。
ポケモンUSAの千葉社長は今回の決定はブランド管理に基づいたもので、全てのポケモンのライセンスがポケモンUSAで管理されることが重要だとしている。

12月13日には、ポケモンUSAは、今回の4Kidsの権利には含まれない任天堂・オブ・アメリカが所有する海外でのポケモン・カードのマーケティングと流通管理の移管を発表したばかりである。こちらも、来年の1月1日から移管が行われる。これにより、世界のポケモン事業のほとんどが、日本の株式会社ポケモンとポケモンUSAに集約されることになる。
現在、4Kidsエンタテイメントは、ほかにも複数の日本アニメのライセンスを所有している。しかし、『ワンピース』の契約期限は2009年末、『遊戯王』が2010年末、『ソニックX』が2011年末などとなっており、ポケモン以後はしばらくメインタイトルの契約切れは来ない。
 
海外のポケモンの人気は1997年に始まったブームのあと、近年は人気にも翳りが見えていた。日本では2002年、2003年に人気の一時的な落込みが見られたが、株式会社ポケモンによるブランド及びライセンス管理の中で、人気を大きく盛り返し維持している。
海外での人気の翳りは、ライセンスの切り替わりによるビジネスの端境期に陥っていたことが原因と考えられる。2006年1月より『ポケットモンスター』のライセンスが一元管理されることで、海外でも再び積極的なブランド戦略とマーケティング戦略が取られる可能性が高い。
そうすれば、世界でのポケモンの人気が今後さらに拡大するかもしれない。 2006年は、海外におけるポケモンビジネスの新たな出発になりそうだ。