I.G上場 150万円買気配で初値つかず

本日、JASDAQ市場に株式上場したプロダクションI.Gは、取引開始前から大量の買い注文が集まったことから買気配のまま取引が成立しなかった。結局、初値がつかないままの買気配150万円で21日は終了した。
150万円買気配の状況で、買い注文株数3748株に対して売り注文は500株のみとなっている。公募・売り出し株数の2,500株を大きく上回る買い注文が集まったことになる。

買気配の150万円は、この時点で同社株の公募・売り出し価格51万円のほぼ3倍にあたる。また、プロダクションI.Gの時価総額は、一気に200億円を越えた。
I.Gの初取引は明日以降の市場取持ち越さることになったが、同社の市場での高い人気と評価により今回の株式公開は大成功と言っていいだろう。

もともとプロダクションI.Gの公募・売り出し価格の51万円は、同業他社に較べて割安感があったため、上場後の株式上昇を予想する声が多かった。しかし、現実にはその予想を大きく超える評価を得たことになる。
これはアニメコンテンツ企業の評価の高さに加えて、I.Gが業界の中での高品質、ハイエッジといった独特のポジションを持つことが高く評価されてためと考えられる。
21日は株式市場全体も好調で、日経平均株価指数の終値は15,957円316円高、また5年2ヶ月ぶりに一時16,000円を上回っている。I.Gの好調な出足は、こうした株式市場環境にも後押しされたともいえそうだ。

この夏以降、株式市場が好調な中で、コンテンツ関連株の伸び悩みが続いていた。しかし、アニメ関連の大手企業の東映アニメーション、GDH、バンダイビジュアルといった企業の業績が好調なことや、今回のI.G上場でアニメコンテンツ関連の再評価があるかもしれない。

昨年11月のGDHに続くプロダクションI.Gの上場成功は、今後さらに株式上場を目指すアニメ制作会社を大きく後押しをすることになる。また、ベンチャーキャピタルなどによるアニメ関連会社の投資が活発化することになりそうである。