中経出版と新人物往来社が合併 角川グループHDは子会社パブリッシングを吸収

角川グループホールディングスは、2013年4月1日付で、グループ企業の再編を行うと発表した。再編は主に3つから構成される。
まず、グループ持株会社の角川グループホールディングスが、子会社で出版販売事業を行う角川グループパブリッシングを吸収合併する。また、グループ出版子会社のひとつ中経出版が完全子会社の新人物往来社を吸収合併する。さらに角川書店がスタジオ事業を分割・独立させ、株式会社角川大映(予定)を立ち上げる。

角川グループパブリッシングは、グループ10余りのグループ出版各社による出版物の営業、販売、宣伝などを担っている。年間売上高は2012年3月期で700億円、営業利益は8億8000万円だった。
角川グループHDが自らこの機能を取り込み、出版販売事業を統括することになる。角川グループは、より主導的な立場でグループ全体のデジタル戦略の推進、営業・宣伝戦略の策定、資材調達のスケールメリット実現、適正な営業人員配置を目指すとしている。とりわけ出版のデジタル化に迅速に対応する狙いがあるようだ。

一方、中経出版はビジネス関係、学習書などを得意とするグループの中核出版社のひとつである。子会社の新人物往来社は、歴史関連の出版を主に手掛ける。こちらコンテンツの開発と編集、営業を統合するかたちとなる。統合でより機動的な体制を目指すことになりそうだ。
さらに角川グループHDは、成長分野となっている一般書ジャンルをさらに強化するという。今後のさらなる成長を目指す。

角川グループホールディングス
http://www.kadokawa-hd.co.jp/