バンダイビジュアル四半期決算 ガンダム依然快調

アニメ企画・流通企業バンダイビジュアルの第3四半期決算が公開されたが、依然快調なガンダムシリーズの人気に支えられて業績も好調である。第3四半期までの売上高は212億7700万円で前年同期比19.6%の増加、営業利益は40億1300万円(同39.9%増)、経常利益は40億6000万円(40.7%増)となっている。
バンダイビジュアルによれば、従来どおりの高収益型ビジネスモデルの推進と販売管理費の低下が好調な業績の理由である。

一方で、各事業の販売実績を詳細に見てみると、こうした好調な業績がガンダムシリーズの各作品が依然予想を上回る好調さを維持していることに大きな理由がある。
映像パッケージ部門では、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のDVD販売が上期に引き続き好調で収益に寄与した。さらに、『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』のDVD販売実績も予想を大きく上回り、既に出荷枚数が20万枚を越える大健闘となっている。また、レンタル用DVD販売も好調であった。
ライセンス事業でも同様に、『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』の劇場配分収入が当初予想を大きく上回ったとしている。実写映画が昨年実績マイナス、海外ライセンスも前年同期比26.2%減となっており、『Zガンダム』の貢献度が高かったといえそうである。

バンダイビジュアルはこうした好調な業績を受けて、これまでの期末の株式配当1500 円に特別配当1500円を加えて配当金を前年から倍の3000円に増配すると発表した。中間配当を含めた配当金は、前年の3000円から4500円になる。

さらに、同社は通期業績予想の上方修正を発表した。通期の売上高は、これまでの269億円から282億円に、経常利益は42億円から44億円に修正された。
上方修正の理由は、やはりガンダムシリーズの好調さに負う面が強く、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の売上げの好調が今後も続くと予想されることと、『機動戦士ガンダム0083 5.1ch DVD-BOX』と『機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち』の受注が好調なためであるとしている。