プロダクション I.G 公募価格51万円に決定

12月21日にジャスダック証券取引所に株式上場を予定しているプロダクションI.Gが、上場に先立って株式の一般公募・売出しを行っている。この公募・売出し価格が、仮条件価格の上限51万円に決定した。
上場前の公募・売出しは、株式上場に先立って上場に必要な株主数の確保と資金調達を兼ねて行われるものである。このうちプロダクションI.Gが新たな資金調達として行う公募増資は1400株になり、手取りで7億円近い資金調達に成功したことになる。
新たな資金は、新設スタジオ購入にための借入金3億円の返済やアニメ作品の製作出資およそ2億4400万などに使用される予定である。

また、公募価格をもとにしたプロダクションI.Gの株式時価増額は、約70億円となる。この公募価格をもとに、現在、株式上場をしている他のアニメ制作会社と売上高、株式収益率(PER)、株式資産倍率(PBR)を比較してみた。
数少ない指標のみの比較だが、多少は参考になるだろう。果たして12月21日の上場日に、市場はプロダクションI.Gをどのように評価するだろうか。

プロダクションI.G
売上高 54億(2005年5月)
公募価格 510000円 時価総額 70億円 PER 22.7倍 PBR 2.9倍

東映アニメーション 
売上高 166億円(2005年3月)
株価 7390円 時価総額 517億円 PER 34.16倍 PBR 2.1倍

GDH
売上高 62億円(2005年3月)
株価 49600円 時価総額 244億円 PER35.2倍 PBR4.4倍

トムス・エンタテイメント
売上高 162億円(2005年3月)
株価 840円 時価総額 370億円 PER 24.8倍 PBR 2.7倍 
*トムス・エンタテイメントの売上高のうちアニメ関連部門は102億円。

株価は全て2005年12月9日現在のもの。