欧州Jetix本決算 戦隊シリーズなどで躍進

ヨーロッパと中近東で子供向けチャンネルを手掛けるJetixヨーロッパの2005年9月本決算が好調である。12月8日に発表された決算では、売上高が前年比14%増の1億8780万ドル(約225億円)、収益は前年の580万ドル(約7億円)から3倍を越える1980万ドル(約23億7000万円)まで増加した。また、域内58カ国の契約視聴世帯は3500万世帯から4180万世帯に急増した。

これまでFox Kidsヨーロッパと名乗っていた同社は、昨年ウォルト・ディズニー傘下に入りJetixヨーロッパとして再編されている。これにより、ブランドの強化とディズニーの提供するコンテンツや流通網が躍進に大きな役割を果たした。決算発表にあたり同社のCEOポール・テイラー氏は、ディズニーの商品部門の協力により『パワーレンジャー』が予想を大きく越える収益となったと特に言及している。
『パワーレンジャー』の関連商品の小売売上高は、主要なヨーロッパ市場で前年比40%を越え、特にイタリアとドイツの市場で2倍になっている。また、『パワーレンジャー』は、ヨーロッパの主要5市場のうち4市場でトップ5のキャラクターにランクインしている。同社は、『パワーレンジャー』の最大のライバルを『スターウォーズ』としている。同様に、『ソニックⅩ』からの収入も拡大しており好調である。
また、Jetixヨーロッパは、ディズニーとヨーロッパのアニメーション制作会社の協力によるアニメーション作品の今後の成果に大きな期待を寄せている。

Jetixヨーロッパは、Fox Kidsヨーロッパとして知られた子供向けテレビ放送を初めとする子供分野に特化した大手エンタテイメント会社であった。2004年にウォルト・ディズニー傘下に入りJetixヨーロッパとして再編された。
『パワーレンジャー』は、日本では戦隊シリーズとして知られるテレビ向けの特撮シリーズで、日本の東映が1970年代から制作している。1993年よりアメリカに輸出され、現地向けにローカライズドされることで絶大な人気を得ている。現在、このローカライズド版が世界に広がり大きな人気を得ている。