JDC信託 経常損失続く

コンテンツ分野のファンドの組成と運営を手掛けるジャパン・デジタル・コンテンツ信託の平成17年9月中間期連結決算が、11月25日に発表されている。発表によれば売上高は3億7500万円と前年同期比45.2%増となったものの営業利益はマイナス5億2700万円、経常利益はマイナス4億5600万と前年同期に引き続きマイナスが続いている。

これは、売上増加に伴う、ビジネスコーディネーションの業務経費の増加と信託業務立ち上げに伴う販売管理費が増加したためである。また、信託業務の立ち上がりの遅れも響いた。通期の予想は連結売上高24億円、経常利益4億7000万円と中間期の実績と差が大きいが、信託報酬や管理手数料は通常下期にまとめて支払われるため、JDC信託は予想数字の達成は可能と見ている。
JDC信託では、今年度の信託受託財産の目標を100億円においているが、上期実績で51億3000万円、下期についてもおよそ55億の発表済み案件があり目標金額の達成は十分可能だとしている。発表済みの案件の中には、受託財産45億円のシネカノン第1号ファンドやシネマ信託-蟲師-の6億3000万円などが含まれている。

また、JDC信託は同日に日興シティグループ証券を割当先とする新株予約権の発行とコミットメントライン契約を行った。この契約はJDC信託の資金需要に応じて、JDC信託の指示において日興シティに新株の割当発行を行うことが出来るものである。この契約によりJDC信託は最大およそ40億円まで資金調達を行うことが可能になる。
JDC信託は調達資金の使用目的について、知的財産権信託の推進のための投融資と借入れ基金の返済に充てるとしている。