VizメディアとTokyopop ドイツ市場で提携

米国の日本マンガの翻訳出版2大大手であるVIZメディアとTokyopopは、ドイツ市場で日本マンガの翻訳出版ビジネスで業務提携すると正式に発表した。実際のビジネスは、VIZメディアとイギリスの大手版権管理企業コピーライトプロモーションライセンシンググループ(CPLG)がオランダに共同出資したVIZメディアB.ⅤとTokyopopのドイツ会社が行う。
 
両社が提携をするのはドイツのマンガ市場における日本マンガの出版と流通で、集英社の持つ作品群から主に少年マンガと少女マンガを手掛ける。とりわけ、現在人気が盛り上りつつある少女マンガに力を入れたいとしている。現在、出版を考えている作品には『BLEACH』、『デスノート』、『テニスの王子様、』『いちご100%』、『マリア様がみている』、 『CRAZY FOR YOU』などの作品が含まれている。

VIZメディアは小学館グループの出資によって米国に設立された会社で、海外でのマンガ出版と版権管理を手掛けている。また、Tokyopopはロサンゼルスに本拠地を持つ日本マンガ出版の大手企業である。 両社は、米国では日本マンガの翻訳出版の1位、2位であり、両社のシェアを合わせると市場のほとんどを占めることになる。
一方、ヨーロッパの日本マンガ出版の現状は、各国別に日本マンガを得意とする有力出版社が市場で大きな存在となっている。しかし、VIZメディアやTokyopopのような大企業は存在しない。
今回の提携は米国で成功している両社が提携することで、未開拓の市場での事業の拡大を目指すものだろう。米国市場と同様にヨーロッパ市場でもマンガの販売は急成長している。とりわけ、ドイツ市場での成長は著しく大きな注目を浴びている。
こうした中に両社はビジネスチャンスを捉えたといえる。今後、地元のマンガ出版社は、日米両国の大企業同士のタッグマッチにいかに対抗するか難しい選択を迫られそうだ。