2012年アニメビジネス10大ニュースbyアニメ!アニメ!-1-

2012年 アニメビジネス10大ニュース

 ■  劇場アニメ活況 –「ワンピース」「ヱヴァ新劇場版:Q」「おおかみこども」が大ヒット-
 ■  黒子のバスケ脅迫事件 -イベント開催中止や縮小相次ぐ-
 ■  国産フルCGアニメ映画が公開相次ぐ
 ■  東映アニメーションの売上高・利益が過去最高に
 ■  インド版『巨人の星』制作・放映開始 –東南アジア・インドへの関心高まる-
 ■  世界の日本アニメ・マンガイベントさらに拡大 –ジャパンエキスポ、AFAがフランチャイズ化-
 ■  米国バンダイエンタテインメント撤退、米国4キッズ「遊戯王」権利譲渡 
 ■  アニメ『キックハート』、クラウドファンディングで20万ドルの資金調達
 ■  アニメコンテンツエキスポ、京都まふ 第一回開催が成功
 ■  アニメのテーマパーク、展覧会が大盛況 –ガンダムフロント東京、ワンピースアリーナツアー、ジョジョ展など-

[アニメビジネスの主戦場となった劇場アニメ]
[北米、インド、中国、フランス、シンガポール…]
[アニメビジネス、作品を支えるファンとの関係]/[アニメビジネスを変える新興企業、老舗企業]

[アニメビジネスの主戦場となった劇場アニメ]

2012年は劇場アニメの盛況が印象的な一年となった。細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』はオリジナル作品としては驚異的な興収約42億円、細田ブランドの確立に成功した。『ONE PIECE FILMZ』と『ヱヴァンゲリオン 新劇場版:Q』は興行中のため最終的な数字は未確定だが、いずれも50億円を超える大ヒットになりそうだ。
このほか『ストライクウィッチーズ劇場版』、『図書館戦争』、『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A’s』、『劇場版 魔法少女まどかマギカ』など中小規模の劇場公開でも好調な業績を残す作品が多かった。劇場アニメ好調を印象づけた。
ビジネス以外でも、劇場向けのオリジナル企画の多さが目立った。『ももへの手紙』、『グスコーブドリの伝記』、『虹色ほたる』、『アシュラ』、『ベルセルク』などがあり、日本のアニメの豊かさを感じさせた。

技術面ではフルCGアニメ映画の公開が相次いだ。『ドラゴンエイジ -ブラッドメイジの聖戦-』、『ドットハック セカイの向こうに』、『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』、『バイオハザード ダムネーション』、『009 RE:CYBORG』などである。
『009 RE:CYBORG』では、フルCGでセルタッチのアニメを表現したことが話題を呼んだ。他の作品も海外とは異なる日本独自の表現へのこだわりがみられた。しかし、いずれの作品も公開規模は大きくなく、国内のフルCGアニメの市場開拓に課題を残している。
CGアニメでは、ポリゴン・ピクチュアズがマレーシアに、デジタルフロンティアがマレーシアと台湾に拠点を設立したことが注目される。CGアニメ制作のアジアネットワーク拡大が進んでいる。