虎の穴 売上高100億円の大台突破(10/8)

キャラクターグッズやコミック、同人誌の販売で知られる虎の穴の17年6月期売上高は110億6000万円と前年同期比17.26%増と初の100億円の大台を超えた。虎の穴の業績は、一般込コミックの売上げ増と通販部門の好調さに支えられているという。

虎の穴は平成8年に有限会社として設立されたのが始まりだが、それ以前の平成6年にはすでに事業を開始している。この平成6年から数えても、わずか10年で売上高100億円突破を実現したことになる。
これまで常に2桁成長をしており、設立から7年で売上高50億円、売上高50億円突破から100億円突破までわずか5年と驚異的な成長ぶりである。また、現在の店舗は秋葉原の3店をはじめ、全国に13店舗である。この店舗数とウェッブ販売だけで100億円を越える売上高を実現する効率の良さも注目される。

虎の穴の成長の秘訣は、新刊書籍だけでなく同人誌の販売に力を入れることで、マニア層の強い支持を得ることに成功したことである。一方で、同業他社で、マニア色が強く同人誌やマニア関連の商品に強みを持つまんだらけは、平成8年に20億円、平成11年30億円、平成16年9月期の決算でも売上高48億円となっている。同じマニアショップの中でも虎の穴のパフォーマンスの良さが目立っている。
しかし、同社より幅広い一般ファン層を顧客とするアニメイトは、国内外のおよそ70店舗で280億円の売上高(2003年度)、グループ全体ではおよそ400億円の売上高を実現している。アニメ関連商品の小売販売にはまだまだ大きな市場が広がっている。
今後の虎の穴の展開は、お金はよく使うが広がりに限界があるというマニア市場の中で、マニア層に人気のある同社が今後どのように成長していくのか、アニメイトの顧客を自社の顧客に取り込めるかが注目される。