Mayaのエイリアスが買収される

3DCGアニメーションの定番ソフトMayaの開発、販売元として知られるカナダのエイリアスが、建設・製造設計ソフトの開発、ソリューションサービスを手掛ける米国オートデスクに買収されることになった。買収金額は1億8200万ドル(約205億円)で、買収は今後4ヶ月から6ヶ月の間に完了する。
 
オートデスクはこれまで、建築・土木のための3Dソフトとソリューションサービスを提供しており、今回の買収でメディア・エンターテイメントソフト業界に進出することになる。同社は、今後メディア・エンターテイメント業界だけでなく、製造業やコンシュマー家電や自動車産業における商品の拡大を目指すとしている。

エイリアスの昨年度の売上高は8300万ドル(約93億円)で、アニメーション制作、デザイン、モデリングなどのハイエンド向けのソフトで知られている。特に、日本を含めた世界での3DCGアニメーションの標準ソフトとも言えるMayaが有名である。
Mayaは2003年に、市販のCGソフトとして初めてアカデミー賞(科学・技術賞)を授賞している。また、アカデミー賞を受賞した3DCGアニメーションや特撮映画のほとんどにMayaは利用されている。

エイリアスは1995年に、メデイア関連のソフト開発・販売、ソリューションサービスを行なうSGIに買収されたが、その後に現在の株主であるアクセル-KKRに売却された。
アクセル-KKRは、米国の大手投資会社のコールバーグ・クラビス・ロバーツ系で先端技術企業の投資に特化した投資会社である。2004年春に同社は5750万ドルでエイリアスを買収しているため、今回の売却で1億2000万ドル以上の利益をあげた。今回の被買収でエイリアスは、あらためてグラフィソフト関連会社の傘下に入ることになった。