バンダイビジュアル ガンダム好調 増収増益

アニメ作品の企画・製作、映像パッケージの流通・販売を手掛けるバンダイビジュアルの平成18年2月期の8月中間決算が発表されている。上半期は、米国を中心とした海外ライセンス収入の落ち込みはあったものの、映像パッケージ(DVD、ビデオ)の好調な販売と国内ライセンス事業の好調に支えられ増収増益となった。
また、上半期の売上高は136億3400万円で前期比11.9%の増加、営業利益は25億100万円(同18.8%増)、経常利益25億4300万円(同19.6%増)と好調で、当初の業績予想を大きく上回っている。

同社の売上高の93.7%は映像パッケージによるものだが、本年2月より発売を始めた『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』が、出荷本数68万6000本、売上高30億1600万円に達するなど極め好調である。これは上半期の映像パッケージ売上高の34.9%を占めることになる。このほかの作品では『ああっ女神さまっ』、『舞-HiME』、『戦闘妖精雪風』、『スチームボーイ』が売上に貢献した。
またレンタル用DVD・ビデオも好調であったほか、国内ライセンス事業の各種権利収入が好調であった。さらに、ライセンス事業の祖利益率の向上と販管費の圧縮が経常利益、中間純利益を大きく押し上げた。
しかし、北米市場の不振により、海外ライセンス事業は3億4800万円と前期比17.0%減と苦戦した。バンダイビジュアルUSAの事業は今期の決算に影響を与えていない。

通期の見通しは引き続き映像パッケージにおいて『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の好調さが見込まれる一方、人気作品の『機動戦士Zガンダム-星を継ぐ者-』のDVD販売も開始される。下期には、『星を継ぐ者』の劇場配分収入の計上があるため、国内ライセンス事業は順調に推移するものとしている。
しかし、国内のパッケージ市場、北米を中心とした海外市場の不確実性が強いことを理由にバンダイビジュアルは、通期の業績を売上高269億円(前期比4.5%増)、経常利益42億円(同3.6%増)、当期純利益24億円(同5.5%増)と予想している。この予想は中間期までの業績を考えるとかなり控えめな数字である。
下期の業績が上期と同様に展開すれば、実際の業績が予想を上回ってくる可能性は小さくない。また。現在の業績予想を元にした数字でも、同社は6期連続の最高益を更新する見込みになっている。