トムス動画サイトに虫プロ、日アニ、GONZO等他社作品も

 アニメ製作の大手トムス・エンタテインメントは、同社が運営する動画配信ポータルサイト「ムービースクウエア」を大幅に強化した。
 10月16日に配信サービスの本格スタートを切り、これまでの「東京ムービーONLINE」、「ルパン三世THEATER 」に加えて、「アニ見ルPREMIUM」を新設した。新しいサービスの特長は、配信タイトルに自社コンテンツ以外の作品を多数加えたことである。

 今回新たにラインナップに加わったのは、虫プロダクション、日本アニメーション、GONZOといった国内の有力アニメ会社の作品である。虫プロダクションからは『あしたのジョー』、『国松さまのお通りだい』、日本アニメーションからは『おれは鉄兵』、GONZOからは『アフロサムライ』、『アラド戦記~スラップアップパーティー~』、『ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~』の3作品となった。
 自社コンテンツでは、今年でテレビ放送30周年記念となつ『ベルサイユのばら』の配信をスタートする。こちらは全インターネットを通じて初配信となる大型タイトルの投入である。10月16日から記念として、第1話から 5話を会員限定の無料配信も行っている。

 アニメ製作会社が他社の権利作品を自社が運営するサイトで配信するのは珍しい。これについてトムス・エンタテインメントは、自社作品の配信サービス充実を図るだけでなく、コンテンツホルダーとの連携を積極的に推進するとしている。ライナップの強化を通じて、動画配信ポータルの魅力を高める戦略のようだ。
 こうした試みは他のアニメ作品の権利ホルダーにとってもメリットがある。ジャンルの広い大型動画配信サイトでは、自社コンテンツは埋もれがちになる。しかし、自社独自の配信サイトの立ち上げにはコストがかかるからだ。アニメだけに限定された「ムービースクウエア」は使い勝手が良い。

 アニメ製作会社自ら行う配信事業は、東映アニメーションの東映BBプレミアムやバンダイナムコグループのバンダイチャンネルが成功を収めている。しかし、両社の並ぶ大手のトムス・エンタテインメントの動画配信での存在感は、やや薄かった。
 今回は、他社の作品を積極的に取り扱うことで、両社を追撃することになる。トムスはもともと人気タイトルの多い会社だけに、今後動画配信でも存在感を高めることになるかもしれない。

トムス・エンタテインメント http://www.tms-e.co.jp/

ムービースクエア http://www.moviesquare.jp/
アニ見ルPREMIUM http://www.moviesquare.jp/premium/
特集ページTOP  http://www.moviesquare.jp/special/mvmg/index.html


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