松竹業績予想上方修正 夏の映画興行も順調

 大手映画会社の松竹は、平成22年第2四半期と通期の業績予想を上方修正した。第2四半期の連結売上高はこれまでの460億円から464億9000万円に変更されたほか、営業利益は14億円から19億4000万円、経常利益は7億5000万円から12億3000万円、そして四半期純利益は4億円から8億1000万円に引き上げられた。
 売上高に較べて利益面での伸びが大きいのは、これまで進めてきたコスト削減の効果が表れた。これに加えて、演劇事業が高収益だった。「歌舞伎座さよなら公演」が利益の拡大に貢献している。

 また、この夏の映画興行も順調だったとしている。また、松竹はこの夏『HACHI 約束の犬』、『60歳のラブレター』などを手掛けている。
 第1四半期までの映画興行は厳しいとしていただけに、夏休みを含む第2四半期で盛り返しつつあるようだ。第1四半期での『おくりびと』や『ヤッターマン』のヒットも貢献していそうだ。

 一方、通期の業績予想の修正は、第2四半期のそれよりも控えめだった。連結売上高は942億円から945億円、営業利益を27億円から29億円、経常利益を13億円から14億円に変更した。当期純利益は当初予想通りの6億円だった。
 これについて松竹は、個人消費の低迷など事業環境が厳しいことを理由に挙げた。さらに放送事業でHD化などの対応でコストが増加すること加入者の減少があること、催事受注が減少しているという。こうしたことを織り込んだうえでの通期業績予想としている。

松竹 http://www.shochiku.co.jp/


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