デジタル・フロンティア開発Alembic for 3ds Max 3DCGデータ互換プラグイン無償配布

デジタル・フロンティアは、10月29日から自社サイトにて、自社開発のプラグンインソフトAlembic for 3ds Maxを公開、無償配布している。このプレグインソフトが好評を博し、国内はもとより、海外からのダウンロードも増えている。
Alembic for 3ds Maxは、オートデスクが開発する3DCGアプリケーション3ds MaxとMayaなど他の3DCGアプリケーションとでデータの互換を可能にするものだ。制作の中で煩雑な、異なるソフトのモデルデータ等をより容易に相互にやり取りが出来るソフトウェアである。

デジタル・フロンティアは、『バイオハザード ダムネーション』や『おおかみこどもの雨と雪』のCGパートなどの映像制作で高い評価を受ける国内有数のCGスタジオである。アジア最大規模のモーションキャプチャースタジオを保有するなど新しい技術への投資にも積極的だ。
このなかには制作のなかで利用される使い勝手のいいプラグンインソフトの開発も含まれる。そんなひとつが、Alembic for 3ds Maxである。

Alembicは2010年にインダストリアル・ライト・アンド・マジック(ILM)とソニー・ピクチャーズ・イメージワークス(SPI)が共同開発したフォーマットだ。Alembicはオープンソースでソースコードが公開されていることから、デジタル・フロンティアがそれを踏まえて3ds Max用に独自に開発した。
Alembic for 3ds Maxの公開についてのアナウンスは、10月28日に文京学院大学本郷キャンパスで開催された「CGWORLD 2012 -クリエイティブカンファレンス-」で行われた。デジタル・フロンティアは当日「メイキングオブ『バイオハザード ダムネーション』」のセッションを実施した。

互換フォーマットにはオートデスクが自社で開発しているFBXなどもあるが、スムーズなワークフローのためには制作に採用したフォーマットに対し、常に最適な環境を求める必要が生じてくる。Alembic for 3ds Maxも、10月27日より全国ロードショーとなった映画『バイオハザード ダムネーション』の制作のために開発されている。
[真狩祐志]

Alembic for 3ds Max
http://www.dfx.co.jp/alembic/