聖地巡礼の経済効果は100億円など メディア×コンテンツ市場データベース2012発行

日本の成長産業とされるメディアとコンテンツの市場について、他国との比較・分析を行った「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2012」が発行された。2006年から2011年までの日本と世界市場の数値実績と産業構造の調査結果が発表されている。
調査対象の国はアメリカ、ブラジル、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、インド、ベトナム、インドネシア、中国、韓国、台湾、香港となっており、幅広い地域で現地語でのリサーチが行われた。

「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース」は2007年に創刊。海外14カ国の現地調査に加え、国内外の政府機関・産業団体等の統計データや報道記事から日本と世界のメディア・コンテンツ市場と産業の構造を体系的に分析した統計年鑑だ。

2012年度版の調査によると2011年の日本のメディアとコンテンツ市場は11.7兆円であり、これはアメリカに次ぎ世界第2位の数字である。ゲーム分野では韓国が迫っており、インターネット広告では莫大なユーザー数を誇る中国が逆転2位となっている。
また、国内の関連市場推計は52.1兆円に上り、アニメの舞台を実際に訪れる「聖地巡礼」の経済効果は100億円という興味深い結果も報告されている。

2012年度版の発行を記念し、11月7日(水)にはセミナーも開催された。実際にインドとベトナムで調査を行った担当者が、現地事情や調査の内容・手法などについて解説。本データベースや、日本と世界のメディアコンテンツ市場についての詳細が語られた。
「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2012」はデータプリントアウト及びCD-R付属で価格は53000円(税込・送料別途500円)となっている。
[高橋克則]

「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2012」
http://www.humanmedia.co.jp/database/index.html