東宝第2Q増収増益 TVアニメ出資のほか、ODSでのアニメ上映も

大手映画会社の東宝の第2四半期決算は、増収増益と好調だった。第2四半期までの連結売上高は1054億9500万円(前年同期比11.9%増)、営業利益は167億800万円(同70.9%増)、経常利益は177億8500万円(同73.1%増)、四半期純利益は98億5200万円(162.5%増)となっている。

映画事業は全体で営業収入が695億500万円(同15.6%増)、営業利益は110億7900万円(同81.3%増)である。
なかでも映画製作・配給の映画営業事業部門が好調だった。製作では『BRAVE HEARTS 海猿』、『テルマエ・ロマエ』、『おおかみこどもの雨と雪』、『名探偵コナン 11人目のストライカー』が好調だったほか、さらに配給で『映画ドラえもん』、『劇場版ポケットモンスター』などのヒット作がある。
映画興行事業部門も堅調だった。こちらは東宝、東宝東和配給作品に加えて、『アメイジング・スパイダーマン』、『アベンジャーズ』などのヒット作もあった。入場者数は前年同期より7.1%増の1996万3000人、営業収入は319億4900万円(同7.1%増)である。

東宝は映画事業の版権事業部の一環として、テレビアニメ製作出資も行っている。フジテレビ「ノイタミナ」枠で放映された『坂道のアポロン』、『夏雪ランデブー』、さらに「ノイタミナ」以外でも『ZETMAN』を手がけている。
また、ODS事業としてこれまでよりも規模の小さな劇場上映を行っている。ODSのプログラムには、『映画ジュエルペット スウィーツダンスプリンセス/おねがいマイメロディ友&愛』などのアニメ作品も含まれている。今後もODSのプログラムで、従来の配給より小規模なアニメ映画が上映される可能性が高そうだ。

このほか演劇事業は74億2600万円(同29.0%増)、営業利益は12億6000万円(281.5%増)と好調だった。
不動産事業は営業収入280億3500万円(同0.8増)、営業利益62億1100万円(同20.1%増)と引き続き安定している。共同開発のヒカリエの竣工が今後、業績に貢献するほか、中期的には建築中の新宿東宝ビルの完成が大きなインパクトをもたらすとみられる。

東宝  http://www.toho.co.jp/