メディア芸術祭 海外応募急増 アニメは前年比40%増

 文化庁メディア芸術祭を主催するCG-ARTS協会は、9月25日に公募を締め切った第13回文化庁メディア芸術祭の応募状況を明らかにした。
 アート部門、エンターテインメント部門、アニメーション部門、マンガ部門の全部門での応募作品数合計は、2592作品と前年より21%増加した。応募総数は過去最高で、5年間連続での更新である。

 特に今年は、海外からの応募が急増した。応募総数は673作品、海外比率は全体の1/4を超える26%まで拡大している。CG-ARTS協会はこれについて、海外での積極的な活動が実を結んでいるのでないかと見ている。
 これまでに30を超えるアートフェスティバルや映画祭で展覧会や活動紹介を行っている。国外でもアーティストやクリエイターからの認知や評価が高まっているようだ。今年のメディア芸術祭の受賞作品にも、海外作品が相当数並ぶことが期待出来そうだ。

 分野別ではアニメーション部門の応募作品が473作品となった。長編アニメーションが42%増、短編アニメーションが40%増といずれも高い伸びとなっている。
 同様にエンターテイメント部門では、ゲームが63%増、Webが94%増とこちらも急増した。一方マンガ部門は、唯一前年より応募数が減少した。前年比で16%減となっている。そうした中でコママンガの応募が、前年のおよそ2.7倍と急増している。

 また、主催者は今年の応募作品の傾向として、アート、エンターテインメント、アニメーションの3分門で、これまでのジャンルで分類し難い作品が増えていることを挙げている。
 作品を審査する側にとっては悩みとはなるだろう。しかし、もともとメディア芸術祭はジャンルに捉われないクロスオーバーな芸術表現を目指しているから、むしろそうした目的に近づいていると言える。CG-ARTS協会は、新しいジャンルや新しい表現への挑戦を評価していることへの理解が浸透したとする。

 応募作品は、今後11月まで各部門で審査を行う。受賞作品は、12月上旬に発表予定だ。また、今年と同様に、来年2月3日から14日まで東京・六本木の国立新美術館で受賞作品展を開催する。

文化庁メディア芸術祭 http://plaza.bunka.go.jp/festival/