VIZメディア 「MONSTER」などをMIPCOMで販売

 10月5日からフランスのカンヌで始まった国際番組見本市MIPCOMが始まっている。世界最大級の番組見本市には、日本のテレビ番組やアニメを紹介する企業も多数参加する。
 そうした企業のうち海外で日本のマンガ・アニメを扱う大手企業VIZメディアとその関連会社VIZメディア・ヨーロッパが主要ライナップを発表している。大型見本市での主要作品は、同社が今後1年間、力を入れていく作品リストでもあるから興味深いものとなる。

 今回、VIZメディアが発表したのは、8作品である。既に世界的な人気を博している『NARUTO 疾風伝』、『Bleach』、このほか得意とする少年向けでは『BLUE DORAGON』、『結界師』の名前が挙がっている。
 さらに日本ではこの10月スタートの『犬夜叉 完結編』が、全26話として早速セールスにかかっているのも注目である。日本との時差の少ない展開を積極的に行う様子がここにも現われている。

 少女向けには『きらりん☆レボリューション』、そしてショートアニメのテレビシリーズ『ペンギンの問題』もラインナップされている。もともと海外では日本よりも尺の短いアニメーションの需要が大きい。今後はモバイルやインターネットといった新世代のメディア向けにますますニーズが拡大するとみられるから、海外のバイヤーには魅力的に映るかもしれない。
 青年向けのタイトルでは、浦沢直樹さん原作、マッドハウスがアニメ制作をする『MONSTER』が用意されている。VIZメディアは、マンガ単行本でも『MONSTER』に力を入れているだけでなく、米国では大手のケーブル放送局サイファイチャンネルでテレビ放映をしている。同社にとって、最重要作品のひとつとなっている。

 VIZメディアは小学館・集英社グループの海外事業会社として、北米でアニメ・マンガ事業を手掛けている。さらに中南米やヨーロッパ地域でもビジネスを行う。今回共同出展を行うVIZメディア・ヨーロッパは、同社のヨーロッパ事業部門である。
 小学館と集英社は今年8月に、フランスの有力アニメ企業KAZE、ドイツのアニメ・ヴァーチャルを買収したばかりである。今後はVIZメディア・ヨーロッパと2社の経営統合を進めるとしている。新しい事業の開始という点からも、今回のMIPCOMは小学館、集英社、小学館集英社プロダクション、VIZメディア、そしてVIZメディア・ヨーロッパ各社にとって意味があるものだ。

VIZメディア http://www.viz.com/
VIZメディア・ヨーロッパ http://www.vizeurope.com/


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