創通 ガンダム版権好調で第3四半期好決算 通期業績、配当上方修正へ

アニメ製作・企画の創通の業績が好調に推移している。7月9日に発表された平成24年8月期第3四半期決算(23年9月~5月)では、連結売上高が前年同期比で27.8%増加したほか、営業利益、経常利益、純利益も大幅に伸びた。
連結売上高は137億1000万円、営業利益は23億8100万円(前年同期比81.3%増)、経常利益は24億1100万円(同80.6%増)、四半期純利益13億1000万円(同92.4%増)である。アニメ関連のメディア事業とライツ事業が順調で、スポーツ事業は減収減益だった。

メディア事業は定番の人気作品に加え、新作アニメの存在感が大きかった。大型プロジェクトとなった『機動戦士ガンダムAGE』、『それいれ!アンパンマン』のほか、「ジュエルペット」シリーズや「カードファイト!!ヴァンガード」シリーズが新たな定番となっている。新作では『這いよれ!ニャル子さん』、『咲-Saki- 阿知賀編』などがある。
メディア事業全体では、売上高96億8200万円(前年同期比25.5%増)、営業利益8億4100万円(同163.2%増)である。利益面での伸びが大きかった。

ライツ事業はガンダムシリーズの版権が牽引した。家庭用ゲームソフト、アーケードゲーム、ソーシャルゲームなど様々なかたちでゲーム展開したことから版権収入が大幅に増加した。また、4月に屋内テーマパーク「ガンダム フロント 東京」をオープンしたことで、ファーストガンダム商品化・販促キャンペーンが増加した。
ガンダムシリーズ以外では、『花咲くいろは』、『ゆるゆり』、「カードファイト!!ヴァンガード」シリーズなどが好調だった。ライツ事業の売上高は29億7100万円(前年同期比59.4%増)、営業利益15億2600万円(前年同期比57.1%増)である。

創通は今回の決算を受け、通期業績予想を上方修正した。売上高は172億円から180億円に、営業利益は21億6000万円から27億円に、経常利益は22億円から27億5000万円に、当期純利益は11億5000万円から14億円に引き上げられる。この結果、売上高、経常利益とも過去最高を達する見込みだ。
製作委員会への出資が10作品から14作品に、プロデュースが15作品から16作品に増加した。ヒット作も多く、積極的な事業を拡大が成功したかたちだ。
こうした業績の好調を受け、創通は株式配当予想も上方修正した。これまでも年1株30円を45円に変更する。前期は年1株30円だったため、前期比増配となる。

創通 http://www.sotsu-co.jp/