米国4キッズが資産分割譲渡 コナミは「遊戯王」、サバンが地上波放映を引継ぎ

2011年暮れ以来、経営環境の悪化で揺れてきた米国のキャラクター企業4キッズエンタテインメント(4Kids Entertainment)の問題が最終決着した。2012年6月28日に4キッズは、同社の資産の大半を日本のコナミの関連会社4K Aqationと米国のブランドビジネス大手のサバン・ブランズ(Saban Brands Partners)の関連会社Kidsco Media Ventureに売却することを明らかにした。売却価格は1500万ドルである。
4キッズは今年4月に連邦破産法11条を提出、事業継続を前提とする経営再建を目指していた。一方で、5月以降はコナミとサバンの双方から会社資産買取りの提案を受けていた。
両社は、資産買収にあたり競合すると見られていた。しかし、最終的には4キッズの事業を分割して、それぞれがより関心のある事業を買収することとなった。

コナミが引き継ぐ資産の大半は、4キッズが持つアニメ『遊戯王』の海外でのライセンスビジネスに関するものである。コナミはすでに『遊戯王』のトレーディングカードゲームのビジネスを海外で展開している。アニメのライセンスを獲得することで、今後は海外でもより主体的なメディアミックスの展開が可能になる。
また、サバンは4キッズが運営する地上波ネットワークThe CWの土曜日朝にある5時間の放映枠を引き継ぐ。さらに4キッズが東映アニメーションやファニメーション(FUNimation)との間で結んでいた「ドラゴンボール」シリーズの契約や『Sonic X』や『Cubix』などの番組のビジネスも引き継ぐことになる。4キッズに支払われる買収代金の一部は、東映アニメーションやトムス・エンタテインメントにも支払われる。

今回の合意を受けてサバン・ブランズは、日曜日朝のThe CWのプログラムをKidsco Mediaが提供することを発表した。放映枠では、引き続き『パワーレンジャー』や『遊戯王』が放映されることになりそうだ。
一方でサバンは、本年秋から同時間帯を再ブランド化するとしている。新しい名称や新たな番組の放映がある可能性も高そうだ。子ども番組のビジネスに豊富な経験を持つサバンだけに、2012年秋以降のThe CWとサバンの動向は目が離せない。

サバン・ブランズ(Saban Brands Partners)
http://www.sabanbrands.com/
4キッズエンタテインメント(4Kids Entertainment)
http://www.4kidsentertainment.com/
The CW
http://www.cwtv.com/
コナミ
http://www.konami.co.jp/